給料は我慢料なのか?あなたの仕事時間が長すぎる根本理由
仕事はライフワークにも懲役にもなる
このように、好きなことを仕事にしている人とそうでない人では、仕事という言葉の持つ意味が全然違います。10人いれば、10人の解釈があるわけです。子ども時代に、親や周りの大人の様子を見て、仕事とはこういうものだと考えた頃に、その原型が作られました。
大人になった今、彼らと同じ仕事の定義を持ち続ける必要はありません。改めて、仕事にどんな意味を持たせるか、自分で選び直すことが可能です。仕事はお金を稼ぐ手段と定義することもできるし、大人の責務、好きなことをやる場、才能を磨いて分かち合う機会、社会との接点などと捉えることもできるのです。
あなたは、仕事という言葉にどんな意味を持たせているでしょうか? そして、これからはどんな意味を持たせていきたいでしょうか? 仕事との関わり方を変えたいと思っている人は、自分にとって仕事とは何か、じっくり考えてみてください。
あなたの報酬は「我慢料」ではない
仕事と密接に関わってくるのが、お金の話です。特に、やりたくないことを仕事にしている人の大半が、好きなことを仕事にしても十分なお金を稼げない、と勘違いしています。
そういう人は、好きなこと、やりたいことではなく、もっとお金になりそうなこと、条件がいい仕事を選ぼうとします。そういう生き方が悪いわけではありません。ただ、やりたくない仕事をしたら、ストレスが溜まるものです。
その我慢料として、お金をもらうわけですが、たいていは溜まったストレスの発散にお金を使ってしまうので、結局、たくさん稼いでも、たいしてお金が手元に残らないのです。もしくは、ストレスを抱え込み、体や心の調子を崩してしまう人もいます。
でも実際には、好きなことを仕事にして、その仕事から十分な報酬をもらうことだってできます。それは、そもそも仕事の報酬は、自分が与えた質×量で決まるからです。