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「志村けんさんは感性が似ていた」研ナオコ、“アマビエ姿”からの1年間

暮らし

志村さんは、コメディアンというより役者

研ナオコ

――コメディアンというよりも。

研:そう、私は、志村さんのことは、コメディアンというよりも「役者」だと思ってるの。そういえば、志村さんと一緒に芸者のコントをやっていた柄本明さんも「今まで最も影響を受けた役者は志村さん」って言ってました。

――普段、シャイな時とのギャップがすごいですね。

研:すごいですよね。私もそうだけど、変なメイクとか被り物するとなんでもできるんです。ただ、メイクを落としちゃうとできない(笑)。それは志村さんも一緒ですね。

――研さん自身も、以前、千鳥MCのロケ番組『相席食堂』(朝日放送)で人見知りだということがバレていました。

研:あれ、ひどかったね(笑)。私、ほんとだめなんですよ。関西の番組でも、街の市場に行って値切りをしてくださいって一人で行かされたんですけど、私はお店の前に行って品物をずっと見ているばかり。そのまま「失礼します」って帰ってきちゃった(笑)。

感性が似てるからやりやすい

研ナオコ

――シャイな志村さんと、人見知りの研さんの相性がバッチリだったんですね。

研:感性が似てるから、やりやすいんですよね。好き嫌いが一緒だったり、趣味が一緒だったりもして、友達でもありました。友達って、しょっちゅう会っている必要はないと思うの。何年に1回会うだけでも、友達は友達だしね。会わなきゃいけない、というような関係性はすでに“友達”ではないと思うし。

 だから、たぶん今の若い子たちは、友達作りに苦労してるんじゃないかな。連絡を取り続けていないと仲間はずれになっちゃうんじゃないかって。

――誰かと“つながって”いないと、不安に。

研:そうそう。私は、別に無理して会うことないと思うのね。本当の友達なら、相手も友達だと思ってるから、ふと連絡が来たりね。例えばあたし、美川(憲一)さんともしばらく会ってないですよ。でもお互い友達だと思ってる。

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