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武田薬品、アストラゼネカetc.コロナで激動の「医療業界」社員1万件の口コミを読み解く

ビジネス

「医薬品・医療機器業界」の特徴

医者

 これらのクチコミを踏まえると、「医薬品・医療機器業界」の上位企業は大きく2タイプに分けられます。

・タイプ1:製薬企業(日本赤十字社以外のすべての企業)
・タイプ2:日本赤十字社

 タイプ1の製薬企業の場合、各社が得意とする疾患領域など、事前分析をして各社の特長を把握することが必須です。製薬企業を研究する場合、前提とする知識量が多くなる傾向にあるので、業界研究本をいくつか読んで、全体像を把握してから企業分析に移ることを強くお勧めします。

 また、近年は武田薬品工業といった大手製薬企業でも希望退職を募っているケースが見られるので、希望退職募集の動向も注視する必要があるでしょう。

 タイプ2の日本赤十字社は公益性が高いゆえに、収入減が限られ、赤字経営を余儀なくされている状況です。日本赤十字社は医療機関も含んでいるのですが、医療機関の収益性を上げる手段は保険診療の仕組みの関係上、非常に限られています。新型コロナウイルスの蔓延により、医療機関が必要とするコストを下げることは現状難しいため、今後も苦しい状況が続くと考えられます

 いずれのタイプの企業を目指すにせよ、ご自身の性格・性質をよく知ったうえで決めることをお勧めします。「万人にとって」良い企業・悪い企業というのは存在しませんが、「ご自身にとって」良い企業・悪い企業は確実に存在するからです。本稿がご自身の希望業界分析の際に少しでも参考になれば幸いです。

<TEXT/アラートさん(@blackc_alert) 協力/OpenWork[オープンワーク]>

ブラック企業を生き抜いた歴戦のプロダクトマネージャーが、公開情報からホワイトorブラックを判定し、率直な理由とともにお伝えします。twitter:@blackc_alert、note:ブラック企業アラート

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