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人気主婦YouTuberが明かす「UUUM独立の真意」と深夜3時の号泣事件

ビジネス

周りの協力を得るために必要なのは…

ほしのこ

――もともと亭主関白だった方が仕事のサポートまでなさっているとは! 周りの協力を得るためには、何が必要だと思いますか?

ほしのこ:素直に頼ることだと思います。あの頃は「YouTuberです」と胸を張って言える時代ではなかったし、実績を作っている途中だったので、自信がなくて頼ることができませんでした。でも、自分だけでがんばろうとしても自分の首を絞めてしまうだけ。自分が何をやっているかを周りに伝えて理解者を作っておくのが大事ですよね。

――メンタルケアはとても大事ですね。視聴者のコメントでも誹謗中傷などがあるかと思いますが、どのように対応していますか?

ほしのこ:所属していたUUUMにはメンタルケア専門の方がいて、コメントの受け取り方やリラックスする方法を教わりました。ちゃんと実績がついてからは、マネージャーをなるべく変えないようにしてもらいました。マネージャーが変わるたびにイチから人間関係を作っていくのは大変ですし、やっぱり負担になってしまうので。あと、私はこだわりが強くて「自分でやらなきゃ」と思っていたんですが、一人で全部やるのは無理だとわかったので、独立してからも編集や営業のサポートをしてくれる人といっしょに働いていました 。

「圧倒的提案力」でわずか1年で案件女王に

ほしのこ

――「2018年版タイアップ動画起用社数」(株式会社エビリー調べ)で、当時登録者数160万人の「カズチャンネル」、同じく20代女性で登録者数60万人の「てんちむCH」を抑え、登録者数25万人だったほしのこCHが1位になりました。あえて自己分析すると、要因はなんだと思いますか?

ほしのこ:まず「主婦」というターゲット層が良かったと思います。学生さんとか、若い人はあまりお金を使いませんが、主婦はたくさん買い物をしますよね。主婦YouTuberのパイオニアになれたのは大きかったですね。

――とはいえ、ほかにも主婦YouTuberはいたわけで、どこが主婦YouTuberのなかでの優位性になったと思いますか?

ほしのこ:クライアントから「ほしのこに任せたい」と信頼されるように、丁寧な提案とコミュニケーションを心がけました。普通、クリエイターは提案書のフォーマットを使うんですが、私はあえてフォーマットを使わずに自分で提案書を作っています。構成も全部自分で考えます。不明点はクライアントに確認して意図をくみ取って提案することで、お互いにメリットが生まれるようにしているんです。そこまでするクリエイターはあまりいないので、代理店での評判が良くなり、口コミでまた新しい仕事が舞い込んでくるんですよね。

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