コンビニ3社の「冷やし中華」食べ比べ。醤油とゴマの味のクオリティは?
ファミリーマートは、ゴマの風味が魅力
ファミリーマートの「ごまだれ冷し中華」は、その名前の通り、ゴマダレ。さらっとしたタイプで、酸味は抑え目。一口食べると、ゴマが持つ甘味と香ばしい風味が口の中に広がる。
タレと和えた時に、麺が一番ほぐれやすかったのはファミリーマートだった。しかし、具材をトッピングしたときに錦糸玉子がほぐれにくかったのが少し残念。ただ、具材の量のバランスがちょうどよく、鶏の旨味やキュウリのシャキシャキ感がしっかり感じられた。
ローソンは、野菜の食感が楽しい
ローソンの「胡麻だれの冷し中華(しっとり鶏チャーシュー)」のタレは、ファミリーマートと比べるとゴマ感は薄いものの、フルーティーな酸味が効いていて、濃厚なのにさっぱりした味わい。もう少しトッピングのゴマペーストが多いと、よりゴマ感が引き立ったかも。
具材は、ほかのコンビニの冷やし中華と比べ、もやしなどの野菜が多め。タレにも酸味があるので、サラダ感覚で食べられ、シャキシャキした食感も楽しい。鶏チャーシューもしっかり味がついており、タレの味に負けていないのもポイントが高い。
セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンの冷やし中華を食べ比べたが、個人的には、ローソンの冷やし中華が、すべてのバランスがよく好みだった。
どのコンビニの冷やし中華にもこだわりが詰まっていて、夏にぴったりなさっぱり系の味わい。ツルっと食べられるので、食欲が落ちてきても軽く食べられそうだ。
<TEXT/松井孝司>
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