新型コロナで「最も検索されたサイト」は?行動ログで明らかに
3月の上位検索キーワード。志村けん、楽天…
3月に利用が多かった検索キーワードからは、おなじみECやネットサービス系キーワードも増加していましたが、なんといっても目立つのは、3月23日の陽性判明から29日に他界された4位の「志村けん」さん。
著名人の感染と死は深い悲しみと危機感をもたらすと同時に、昭和を代表するタレントが残した数々のコンテンツはまた、巣ごもる人びとに笑いを思い出させてもくれました。
3番目に検索ユーザーが多く、前月比229%増加した「楽天モバイル」は第4の通信事業者として制限はあるものの2980円の「衝撃的な価格」を実現。1年間の300万人に対する「無料サポータープログラム」でも注目されています。
美容院やネイルサロンなどは休業も多いなか、営業店舗だけを検索・予約できる9位「ホットペッパービューティー」も検索されていました。
志村けんさんの死に日本中が注目
属性別だと、前述の「楽天モバイル」や、満を持して(モバイルSuicaに遅れること14年)アプリ提供が始まった「モバイルPASMO」は35歳前後の男性が多く検索。余暇が増えた影響でネット証券取引口座の新規開設は増加傾向といいますが、「楽天証券」もほぼ同じセグメントで多く検索されていました。
3月中旬からAV作品約200タイトル無料視聴キャンペーン中だった「SOD」は、個人情報流出問題も手伝ってか、30歳前後のやや若い男性から注目されたようです。
「志村けん」さんについて検索したのは35~40歳の女性が中心で、ドリフ世代にとどまらず関心を集めました。ほかに1~3月に放映されたドラマ『テセウスの船』や「100日後に死ぬワニ」といったエンタメ関連に反応したのは女性が中心です。
マスクの政府・公共機関への寄付や生産設備増強といったニュースをリリースした「アイリスオーヤマ」も上昇キーワードで、「マスク」ともども40代女性が多く検索していました。