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コロナ禍で「批判せず団結しよう」と呼びかける前に考えてほしいこと<ダースレイダー>

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無限ループのゲームから「民主主義ゲーム」へ

デモ 民主主義

――サンドウィッチマンの伊達みきおさんがブログで「文句が止まらない方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員になって総理大臣になればいい。家で、関連の番組見てると文句ばかりが目立つ。今は、まず一致団結してコロナウイルスをやっつける事で同じ方向を見ないと乗り越えられないですからね」とつづったことが話題となりました。

ダースレイダー:サンドウィッチマンの漫才も大好きだし、2人が東北の復興にかけてきた情熱、エネルギーは素晴らしいことだと思う。

 件のブログに関しても、ひとつの漫談的なブログで、U字工事さんのマスクをいじる文脈で出てきたものだと思うんですけど、「5月6日まで耐えましょう」ということが書いてあり、そもそも「5月6日に終わるんだったら」という括弧付きになってしまっている。目標設定が甘いと。

 ゲームでよくあるんですけど、クリアしたと思ったら最初に戻る。これはメンタルに響きます。そういったゲームに踊らされていると気づくことが大切。永遠にループするゴールのないゲームの正体を明らかにするという、プロセスの可視化ゲーム。

 その中で民主主義というゲームがあります。誰がどういった根拠に基づいて何から選んで決めたのか、これを積み重ねていき、これをみんなで見守る。時間はかかるかもしれませんがでも、あとになって「実はこうでした」というよりは、よっぽどダメージが少ないと思う。

 だから、今すぐ無限ループのゲームから抜け出しましょう。そして民主主義ゲームを日本でそろそろ取り入れたらいいと思います。

<構成/鴨居理子 撮影/山口康仁>

1977年パリで⽣まれ、幼少期をロンドンで過ごす。東京⼤学に⼊学するも、ラップ活動に傾倒し中退。2010年6⽉に脳梗塞で倒れ合併症で左⽬を失明するも、現在は司会や執筆と様々な活動を続けている。

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