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「Echoスキル」はまだまだ発展途上
Amazon Echoには、「Echoスキル」をインストールして機能を拡張することができる(スマホにおけるアプリの要領で)。今回は20種類ほどの「Echoスキル」を試してみたので、いくつか面白かったものを紹介したい。
「アタック25」は声で答える早押しクイズ。クイズ番組「アタック25」で出題されたのと同じ問題に挑戦できる。複数人で遊ぶと盛り上がりそうだ。「カラオケJOYSOUND」は無料でカラオケが楽しめるスグレモノ。収録曲数が少なく歌詞も表示されないが、「カラオケ気分」を味わうことはできる。
一番便利に感じたのは、やはりというか大本命の「radiko.jp」である。「声で操作できるラジオチューナー」というのはたいへん便利で、Echoがあればラジオ番組に触れる機会も増えそうだ。
「JR東日本 列車運行情報案内」を使えば、お出かけ前のちょっとした時間に、通勤ルートに支障がないか確認することができる。スマホで見るほうが手早いので必須というわけではないが、その場にいる全員で同時に情報を共有できるのはメリットである。
その他にも、いま流行りの「人工知能」を標榜する美少女キャラもいるが、いかんせん発展途上の感が否めない。「屁の音を再生する」というだけのスキルも試したが、おそらくこちらは二度と起動しないだろう。
スピーカーとしてのEcho Flex
Echoシリーズは、Bluetoothスピーカーの親機になることもできるし、子機になることもできる。PCやスマホの音声をEchoから出力するのはごく簡単で、「Alexa ペアリングして」と声をかけるだけでBluetoothのペアリングモードになる。
実際にPC、スマホのいずれからも正常にペアリングすることができた。ただしEcho Flexの場合、音質が良くないほか、少々の遅延があるのが残念なところ。もっぱらBluetoothスピーカーとして使う予定なら、別の製品を選んだほうがいいかもしれない。
AlexaはAmazon MusicやSpotifyには対応しているが、CDからリッピングしたMP3ファイルを読み込ませて再生することは(迂遠な方法を経ないかぎり)不可能だ。MP3の再生が目的なら、MicroSDスロットを備えた普通のスピーカーを買うべきだろう。