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「ひとりファミレス」も7割は未経験…20代男子の“おひとりさま”事情

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この10年で浸透した「ひとりカラオケ」

カラオケ

※画像はイメージです

 着々と浸透しつつあるのが「ひとりカラオケ」で、いまや24%がこれを経験済み。実は筆者もよく行くのだが、「ヒトカラ」の同胞がいた痕跡は一目瞭然だ。デンモクの履歴に同じアーティスト、同じ曲が並んでいることが異様に多いのである。

 中島みゆきを5連チャンで歌っているところなど、できれば同席したいくらいだ。縦の糸も横の糸も自分で済ませてしまう、相当の“ひとり上手”なのだろう。

 他にも、「マイナー演歌が20連続で入れられている」というような履歴に遭遇することもしばしば。「おじいちゃんがカラオケ大会の練習に来た」というのがおおかたのところだろうが、もしかしたら本人が権利者で、カラオケの印税が入るのかもしれない。そんな他人の“残り香”を探るのも、「ヒトカラ」を楽しむポイントだ。

「ひとりスポーツ観戦」も18%が経験

ひとりスポーツ観戦」の経験者は100人中18人で、「ひとり映画」の約半分とはいえ、それなりの数になる。こちらも実際にスタジアムに足を運ぶと、ひとりで来ている観客の多さに驚かされる。

 これに関しては、野球やサッカーの“現地観戦”派自体が2割台で、その層はたいてい「おひとりさま」でも平気なのだと考えると辻褄が合う。特にアマチュア野球は「おひとりさま」の聖地で、東京六大学の試合に来る観客なんてほとんどそうだ。

「おひとりさま観戦」を楽しむコツは、とにかくマナーを守りケンカしないこと、この一点に尽きる。試合勝利後など、周囲の「おひとりさま」の機嫌が良さそうなところを見計らって声を掛け、スマートフォンで写真を撮ってもらうのも良いだろう。どうせ向こうも、似たような気分で来ているんだから。

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