面接でスムーズに答えられる「最強の志望動機」の作り方
あまり知られていませんが、就活でも、転職でも面接官からの質問には必ず何かしらの意図があり、彼らに伝えておくべきポイントがあります。
就活という日本特有の仕組みに合わず、悩んだり、苦しんだり、自信をなくしてしまった若者たちの就職・転職サポートしてきた株式会社UZUZ専務取締役、川畑翔太郎氏。
『社会に出たいとウズウズしている君に贈る「就活ひきこもり」から脱出する本』(実務教育出版)の著者でもある川畑氏に「面接でスムーズに答えられる志望動機の作り方」を聞きました(以下、川畑氏寄稿)。
3つの切り口で志望動機をつくる
自分の「志望動機」を考える前に、まずその定義を考えることから始めましょう。みなさんのイメージでは志望動機は「企業を志望する理由」かもしれませんが、じつはちょっと違います。
志望動機は、「業種」「職種」「企業(働く環境)」という3つのことを志望する理由です。たとえば、面接官が「うちの会社をなぜ志望するの?」と質問した場合は、3つのうちの「企業(働く環境)」に限定して質問することになります。その場合はもちろん「企業を志望する理由」を答えます。
では、志望動機の作り方を説明していきます。大切なことは「自分にとってのメリット」というを忘れないことです。3つの切り口ごとに自分にとってメリットがあると思われるものを書き出していきましょう。
志望動機の作り方「ウズウズ」の場合
【例】志望動機(対象企業:ウズウズ、対象職種:キャリアカウンセラーの場合)
① 3つの切り口ごとに特徴を書き出す
【業界】
第二新卒/既卒/フリーターといった20代若手に特化した人材サービス(人材紹介、人材教育)
【職種】
キャリアカウンセラー(法人営業も兼務)
【企業(働く環境)】
創業8年目のベンチャー企業、社員50名程度、平均年齢20代、既婚者や女性が多い環境、元第二新卒/既卒/フリーターという社員構成