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「10年後、映画館はないかも」俳優・寛一郎があえて語る覚悟

暮らし

10年後、映画や映画館はなくなっている?

下忍

――10年後の自分はどうなっていると思いますか?

寛一郎:正直、映画や映画館はほとんどなくなっていると思うんですよね。ホームシアターだったり、配信サービスだったり、映像としてもVRとか、いろいろありますから。

――え! でも映画館で映画を観るという体験は、特別なものかと。そうした未来を感じながらも、役者として寛一郎さんはどうされていきたいのでしょうか。

寛一郎:もちろん、僕も映画や映画館を特別なものだと思っています。でも「NETFLIXでいいでしょ」という人がいるのも当然だと思うんです。だからこそ、映画をなくさないために、何か貢献できたらいいなと思っています。イチ役者として覚悟を決めて、良いもの・価値のあるものを、今あるものを壊して新しいものを作っていきたいです。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

【公開情報】
下忍 赤い影』はシネマート新宿・心斎橋にて公開中
(C) 2019「下忍」製作委員会

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