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元地下アイドル「お金の専門家」が教える、若者が恋愛にオクテな理由

コラム

カフェ併設の本屋でよく執筆していた

――苦労したことはありますか?

横川:企画が決まってから、色々な事情が重なり、1か月で仕上げなければならなかったのが大変でした。カフェ併設の本屋でよく執筆していて、その縁もあって、そこでは私の本を大展開してもらってます。

 初めての著書なので構成もすごく悩んで、直前に大きく章の順番を変えて、編集さんを大変な目に遭わせてしまいました。それでも、結果的に満足のいく出来になったので、若い人には一番等身大で身近なマネー本と捉えてもらえたら嬉しいです。

両親の離婚がお金について考えるキッカケに

横川楓

――現在、ミレニアル世代のお金の専門家として活動されてます。子供の頃からお金への関心は強かったのですか?

横川:祖父が会計事務所を営んでおり、お金の制度や仕組みに触れる機会の多い家庭環境だったと思います。小さい頃は、本物のお金でお店ごっこをして遊んだり、早いうちに仕訳など簿記の知識も学びました。

――ほかにお金に対する考え方に影響を与えた出来事はありましたか?

横川:じつは小学生の頃に両親が離婚して、母子家庭で育ったんです。離婚してから小学校卒業までは立派な実家に住まわせてもらっていたのが、中学校から母と2人きりで、ドアの建付けが悪いアパートで生活することになったり、母からお金の苦労話を聞くようになったりと、今までが当たり前じゃなかったんだと気づきました。

 親戚からの援助もあって、有り難いことに私立の大学にも入れたんですけど、「もしお金がなかったらどうなったんだろう」「お金がないと選べる選択肢が限られるんだ」って実感して、いろいろ考えるようになりました。

会計とのシナジーを意識して法律を専攻

――その後、明治大学の法学部に入学されてます。商学部や経営学部は選ばなかったのですか。

横川:経済や会計は実家の環境でも学べるし、法律の文書って社会に出て絶対に必要だろうと思ったからです。ダブルスクールで会計の予備校にも通ってましたが、法律は触れるキッカケがないと、ずっとハードルが高いままになってしまう。たとえば、クレカの契約書とかって書いてあること難しいじゃないですか、だから基本となる法律はきちんと勉強したいなという気持ちがありました。

――会計とのシナジーを意識して法律を専攻したのですね。ちなみに学生時代は、何かアルバイトされてました?

横川:秋葉原のメイド喫茶でバイトしてました。AKB劇場にも近かったので、よくバイト帰りにそのままAKB劇場に行ってました。

ミレニアル世代のお金のリアル

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