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<漫画>同僚女性にサウナを啓蒙しようとしたらドン引きされた話

暮らし

自律神経ってそもそも何だ?

 会社でサウナを啓蒙すると、だいたいドン引かれます(笑)。 

 おそらく、サウナに入るようになってから、日常のダルさがなくなったり、寝つきが良くなったりと体調が良いので、サウナの効果を書籍で調べて知識を蓄えすぎたことが原因だと思います。語りすぎは良くないですね。会社で語るのはやめて、記事を読んでいただいたサウナに興味のある方に少しでも伝わればと思います。

 そもそも漫画に登場した自律神経とは何なのでしょうか? 自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。交感神経は基本的に日中、仕事や運動をしているときに働いていて、副交感神経は睡眠中や食事中などのリラックスしているときに働いています。

 自律神経は、手足などの筋肉を動かす運動神経とは異なり、体温・心拍・呼吸・各臓器の働きを調整しているため、自分の意思ではどうにもなりません。「汗をかこう!」なんて意識してできませんよね。

 仕事のプレッシャーや対人関係の悩みからくるストレス、不規則な生活、学生から社会人になったり長期休暇から仕事へ復帰したりという環境の急激な変化、エアコンが効いた部屋での生活で、自律神経は乱れてくるようです。

 そのため、交感神経と副交感神経を上手に働かせることが、日中は元気に活動し、休むときはゆっくりと休めるようになる秘訣のようですね。そこでサウナの出番というわけです。日本サウナ・スパ協会のサイトにも、サウナと水風呂の交互浴は「自律神経系の訓練となり、それによって自らの器官機能を調整しますので、大きな健康効果が期待されます」と記載されていました。

「温冷交互浴」が“ととのい”の鍵

 サウナの効果について調べていると「温冷交互浴」という言葉がよく出てきます。韓国のセクシープロゴルファー、アン・シネが実践していたり、『最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案』(早坂信哉・著)でも書かれていますが、基本的にはお風呂でもサウナでも温冷を繰り返す入浴法で、疲労回復には最適とのことです。

 今回はサウナですが、サウナが苦手な人は温かいお湯につかることから初めてみてはいかがでしょうか。

 サウナで温冷交互浴を行う場合、サウナ室に入ると「汗をかこう!」と血管が拡張し、水風呂に入ると熱を逃がさないように血管が収縮します。これらは交感神経が優位の状態。その後、椅子で休憩していると副交感神経が優位に働き、血圧も安定し、身体がリラックスモードに切り替わります。

 こうして温冷を繰り返すことで、交感神経と副交感神経がスムーズに切り替わっている状態が生まれます。両者が働くときにしっかり働き、休むときにしっかり休めることで、深いリラックスが生まれ、ストレス解消につながるのです。

 今回のゴールデンウィークは例年よりも長い10連休だったため、仕事始めの日は、急激な環境の変化で自律神経は乱れがちです。少しやる気が出ないな、憂鬱だなという症状があるなら、一度サウナに行ってみてはいかがでしょうか?

<取材・文・漫画/zzz(ズズズ)@zzz_illust

会社員兼イラストレーター。SNS公開の漫画「そろそろ婚活始めます。」が多くの方に読まれ、今は会社員として働きつつ、イラスト・漫画制作を行っています。「とりあえずやってみる」がモットー

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