新卒1年目で、副業を10社もかけ持ちする男性。稼ぎのほどは?
政府が推進する「働き方改革」の影響を受けて、副業をする人が増えてきました。ひと昔前は、“小銭稼ぎ”というイメージでしたが、いまは副業の経験を通して「自己成長」や「人生の選択肢を広げる」ため新しい働き方として注目されています。
かくいう私も、フリーライター6年目でレースクイーン4年目で広報2年目の3つのわらじを履く副業ワーカー。すべての肩書きを掛け合わせて、自分にしかできない働き方を模索しています(この連載も、肩書きが複数なければ存在しませんでした!)。
25歳、新卒で10社副業しようと思った理由
【レースクイーンライター・みさぽんの副業×○○】
とはいえ、実際に副業している人はまだまだ多くありません。プライベートとの両立や本業への影響などが懸念点になっているようです。そこで副業に取り組んでいる人にインタビュー!
「どうやって始めたのか」「本業と両立できているのか」「ぶっちゃけ収入はどれくらい増えたの」など、気になる疑問を聞いてきました! 第1回は、求人情報サイトを運営する企業、ディップ株式会社(以下、ディップ)の新卒1年目にして10社で副業をしている小林宥太さん(25)。新卒で、10社副業!?
――まずは簡単に自己紹介をお願いいたします
小林宥太(以下、小林):ディップの入社1年目です。2018年に入社し、約300人いる同期の中のひとり。担当は人事と採用広報をしています。
ディップには2017年卒の代でインターンしており、そのまま入社する予定だったのですが、留年してしまい……。そのため、もう1年大学に通いながらインターンを続けて、2018年に入社しました。ちなみに大学は6年間通いました(笑)。
――なぜ、1年目から副業をはじめようと思ったのですか?
小林:4月に社員として入社というかたちになったものの、すでに1年間同じ会社でインターンとして働いていたので、仕事内容はほとんど変わらない。でもインターンの時より会社にいる時間は長くなったので結果、ひま疲れしていました。
そしたら、5月末に一気に体調を崩してしまって。もともと学生時代から継続してやらせていただいていた仕事もいくつかあったんですが、社員として入社してからは仕事の量を減らしていたんです。でも体調を崩したことをきっかけに、学生時代のようにもっと仕事を受けて忙しく働くくらいが自分の性に合っているのかなと思い、そこからより積極的に副業をはじめることにしました。
社内の人に「こんな副業どう?」と声かけられた
――1年間インターンをして業務をほとんど理解していた、というのが大きな要因だったんですね。副業はすぐに見つかったのでしょうか?
小林:TwitterやFacebookなどで「副業をはじめました!」と書き込んで、オファーを待ちました。大学に6年通っていろんな活動をしていたし、Facebookの友達は5000人いた。
インターンを通して知り合いもたくさんいたので、すぐに何かしら連絡は来るのかなと思ったのですが、現実はそんなに甘くなく(笑)。ほとんど来ませんでしたね。
それから時給1500円から2000円くらいのクラウド型の副業サービスに登録しました。でも、時給制で時間をガッツリ拘束されるのは、本業との兼ね合いで難しいと思っていたとき、社内の人に「こんな副業どう?」と声をかけてもらったんです。社内にも副業していることは言っていたので、気にかけてもらえたのかと。