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日通、非正規社員も同一賃金へ。一方、正社員は年収面で不満も…

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「ここ2~3年で残業削減への取り組みが進み、以前は22時以降も残業することもあったが、今は20時以降に残業することもほぼなくなってきた。ただ、部署によることもあると思うので、他の部署では状況が異なるかもしれない。休日出勤はないが、もう少し意識を変えて行くことが必要」(法人営業/30代前半男性/正社員/600万円/2017年度)

 このように労働環境の改善を実感している声も上がっている。しかしその一方で、報酬についてデメリットも指摘されている。

モチベーションが高い社員の離職も…

「良くも悪くも給与的に評価で差がつかない。そのため優秀な人間、もしくはモチベーションの高い人間が辞めるケースが見受けられる。皆横並びで安定して暮らすという点では良いかもしれない。もう少し人事制度を変えた方が良い気もしているが、なかなか反対意見もあるだろうし、難しいと思う」(法人営業/30代前半男性/正社員/580万円/2017年度)

 働きやすくなることによって恩恵を受ける社員はもちろん大勢いるだろう。しかし、そのことによって能力やモチベーションが高い社員が、適正な評価を受けていないと感じるという弊害も生まれやすいのかもしれない。

 同一労働同一賃金を前倒しで実施という決断は、日通の労働環境をどのように変えていくのだろうか。

<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業
Twitter:@sugaya_keisuke

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