本を読んでも忘れる、SNSは垂れ流し…じゃダメ。成長するアウトプット術とは
アウトプット力を高める4つのトレーニング
「アウトプットが大事」だということが分かっても、どのように何をアウトプットすればいいのか、分からないという人も少なくありません。そのような人のために、著者はアウトプット力を飛躍的に高める4つのトレーニング法を紹介しています。
トレーニング1:日記を書く
アウトプットの題材が見つからないという人に勧めているのが、日記です。多くの文字数を書かなくても、5分間で3行程度を目安に今日起きたことを箇条書きにして書くだけでも、アウトプット力は鍛えられます。
日記に書く内容はネガティブな出来事ではなく、嬉しかったことや楽しかったこと、学びを得られたことなど、ポジティブな内容を書くと効果が高いそうです。
その他に挙げられているのは、
トレーニング2:健康について記録する
トレーニング3:読書感想を書く
トレーニング4:SNSやブログで趣味について情報発信をする
といった方法。SNSひとつとっても、ただ適当につぶやいているのでなく、「これはアウトプットだ」と意識すれば内容もだいぶ変わってくるでしょうね。
アウトプットの重要さを教えてくれる一冊
80個を超える多種多様なアウトプット法が書かれている本書はまさに大全と言っても過言ではないでしょう。
しかし、その一方で挨拶の重要さや、部下の叱り方・褒め方など、一般的なアウトプットのイメージとは異なるものも多少含まれているので、面食らってしまう人もいるかもしれません。
アウトプットの大切さは不変で、多くのビジネス書で同様のことが書かれています。何かしらの迷いが生じた時に、レファレンスする座右の書に最適でしょう。
<TEXT/湯浅肇>
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