20代が使うスマホアプリ、高年収はFacebookで低年収は?
20代に人気のライフスタイルアプリは「GU」
ユーザー数が多いアプリのジャンルを全年代と比較すると、20代ユーザーは「ライフスタイル」や「ショッピング」の利用が少ない傾向。その分、「SNS」「ゲーム」「エンタメ」「コミック」「写真」を他の年代よりも多く使っています。
全年代との差が大きい「ライフスタイル」を詳しく見てみると、上位の顔ぶれは大体同じ。ほかの年代より単にユーザーが少ないようですが、ジーユーだけは20代の支持を集めています。
20代ユーザーが多い「ゲーム」ジャンルでは、ほかの世代との違いが顕著です。Pokemon Goとディズニー ツムツムのトップ2は同じ顔ぶれながら、20代はほかの年代より4%もPokemon Goのリーチ率が高く、ディズニーツムツムに2%の差をつけて1位です。
20代はRPG(ロールプレイングゲーム)が好き
全年代で3位のLINE ポコポコは20代だと10位に後退。全年代で7位のLINE POP2や8位LINEバブル2も20代だとトップ10に入らず、7位Happy Grass、8位キングスレイド、9位ましろウィッチの方が人気のようです。
ゲームアプリの分野を比較すると、20代のロールプレイングゲーム好きが際立ちます。どうぶつの森 ポケットキャンプをはじめとするシミュレーションゲーム、アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージなどの音楽ゲームも、ほかの年代より20代ユーザーが多く、全年代で41%が利用するパズルゲームは23%にとどまりました。
年収ゾーンによって利用アプリには大きな違い
国税庁の統計によると、給与所得者の平均年収は20代前半で264.2万円、20代後半で361.4万円。20代前半から後半への過程で300万円の壁を超えていることがわかります。
30歳以降、59歳まで男性は右肩上がりなのに、女性が300万円程度にとどまり続けているのが気になる点ではありますが、20代にとって300万円はひとつの節目といえそうです。
そこで今回は、個人年収が300万円未満の20代ユーザーと1000万円以上の高収入20代ユーザーに分けてユーザーが多いアプリを比べてみます。すると、年収ゾーンによって利用アプリには大きな違いが。
個人年収300万円未満ユーザーだけが特徴的に使っているのは、10位Simeji、12位Google Play、16位ホットペッパービューティー、17位ジーユーなど。特にSimejiは20代ユーザー全体と比べて8ポイントも利用が多いようです。Simejiはホットペッパービューティーとともに、20代でも女性の支持率が高いアプリでもあります。