20代が使うスマホアプリ、高年収はFacebookで低年収は?
今や日本人の6割以上が所有するスマホ。なかでも20代の個人保有率は94.5%とダントツです。
通話やネット、メッセージといったPCやガラケーの機能を代替するだけでなく、スマホならではの多様なアプリが登場し、カメラやテレビ、ライフログ管理、お財布や定期券といった機能まで吸収しようとしています。
スマホもそこに入っているアプリも、もはや生活の一部。ユーザーのライフスタイルを映す鏡ともいえます。20代は、どんなアプリを使っているのでしょうか。そしてアプリ≒ライフスタイルと年収の関係は……?
株式会社ヴァリューズから2018年11月の国内スマホユーザー行動ログを提供してもらい、20代ユーザーのスマホアプリ利用実態に迫ります。なお、今回は年収別傾向を比べるため、学生以外のユーザー(無職など潜在労働力を含む)に絞って集計しました。
20代の93%がLINE、65%がTwitterを利用
利用最多アプリは、きっとあなたのスマホにも入っているLINE。
友だちとのコミュニケーションだけでなくお店や自販機からクーポンをもらったりウォレットを支払いに使ったりと、利用の幅も広がります。年代に関わらず全ユーザーの84%が利用していますが、20代は特に93%と、ほとんどのユーザーが使っています。
2位Twitter、3位Instagram、7位メルカリはユーザー全体のリーチ率に比べて20代が特徴的に多いアプリ群。なかでもTwitterは全ユーザーのリーチ率39%に対し20代ユーザーは65%と突き抜けました。
ピンクは女性が男性より10ポイント以上、ブルーは男性が女性より10ポイント以上多いアプリ
逆に12位Yahoo! Japanは178万人の20代ユーザーを確保しつつもリーチ率は19%にとどまり、全ユーザー36%の半分くらいでした。ほかの世代に比べると、ポータルよりSNSからニュースを取得するユーザーが多いのかもしれません。
女子率が圧倒的なインスタやホットペッパー
20代男女別で比べると、3位Instagram、7位メルカリ、14位ホットペッパービューティー、20位Simejiは女子リーチ率が男子を10%以上引き離しています。フリマで手軽にファストファッションを楽しみ、お得にネイルやヘアを磨いてインスタ映えを狙うといったキラキラ女子のイメージでしょうか。
ちなみにヴァリューズの調査でも、インスタ女子はファッション、Twitter女子はサブカルに関心が高いという結果がでています。
反対に20代男子率が高いのはAmazonです。全年代でも36%、20代女子だと32%にとどまるところ、20代男子は50%と2人に1人が利用していました。