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「シナジー」とは?意味や効果・使い方【いまさら聞けないビジネス用語】

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「シナジー」とは?意味や効果・使い方【いまさら聞けないビジネス用語】

ビジネスシーンにおいて、適切な言葉遣いは重要なスキルのひとつ。基本的なビジネス用語を理解していることは、コミュニケーションの円滑化に直結します。本記事では、いまさら人に聞けないけれど、知っておきたいビジネス用語をわかりやすく解説。それぞれの用語が持つ背景や使用されるシチュエーションを押さえておくことで、職場での会話やメールに自信を持てるようになります。今回は、ビジネスシーンで使われることが多い「シナジー」の意味を紹介します。

「シナジー」とは相乗効果を生み出すこと

シナジー(Synergy)とは、複数の要素や企業が組み合わさることで、個別に得られる効果を上回る相乗効果を生み出すことを指します。

簡単に言えば、各要素や企業がバラバラに働くよりも、力を合わせることで、より大きな成果や利益が得られるということです。

そして、このような成果や結果を「シナジー効果」と呼び、ビジネスシーンで多く活用されています。具体的には下記のようなシーンが挙げられます。

企業の買収・合併

企業の合併や買収は、シナジー効果を期待して行われることが多いです。たとえば、買収先の技術や市場シェアを活用することで、売上を増加させたり、コストを削減したりすることができます。

製品開発

企業間で戦略的な提携を結ぶことによって、お互いの強みを活かし、新たな市場や製品開発においてシナジー効果を狙うことができます。具体的には、製造業の企業と物流業者が提携し、製品の配送コストを削減しながら製造スピードをアップさせるなどが挙げられます。

戦略的パートナーシップ

異なる分野の技術や知識を組み合わせることで、新しい製品やサービスを開発する製品開発の場面でも、シナジーが活用されます。たとえば、AI技術と既存の産業技術を組み合わせることで、新たな顧客の獲得につながったり、新しい技術を生み出したりということが期待できるでしょう。

プロジェクトチームの編成

異なる専門分野のメンバーを集めてチームを編成することで、各自の専門知識が相互に補完し合い、プロジェクト全体の成果を高めることもシナジー効果のひとつです。

たとえば、マーケティング、エンジニアリング、デザインの各部門が協力して新製品を開発する場合、それぞれの専門性を活かすことで、単独の部門では実現できなかった技術、デザイン、宣伝方法などをアイデアとして取り込むことができるでしょう。

マーケティング活動

マーケティングにおいてもシナジー効果を狙った取り組みが行われます。具体的な例でいうと、商品やサービスの利用者拡大や売上アップのために、SNS広告と店舗イベントを連動させるという方法があります。これにより、商品・サービスの認知度アップと販売促進を同時に狙うことが可能です。

このように、シナジーやシナジー効果という言葉は、さまざまなビジネスシーンで利用されます。単に複数の要素や企業が協力するだけでなく、それぞれの強みを最大限に引き出し、全体としてより大きな成果を達成するための鍵となる言葉でもあるので、正しく理解し、必要な場面で活用できるようにしておきたいものです。

音楽心理学に基づいた〈耳で飲むお薬®〉をはじめ、メンタルヘルスに効果的な音声素材を独自のmeditone®テクノロジーで開発している会社、digiart(デジアート)のライター兼エンジニアです。学生の頃の夢は「ものかき」で、今の夢は「おむこさん」です。アプリケーションのドキュメントから官能小説まで、いろいろ書いてます! あと、アプリも開発していますので「耳で飲むお薬」と検索して私を探してみてください。
https://www.meditone.jp

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