なか卯の「漬けかつお丼」を実食。プラス50円で“目からウロコが落ちる味”に
世の中が値上げラッシュで騒がれる中、牛丼やカレーなどでおなじみの外食チェーン店は新メニューを武器にしのぎを削っています。私は日々新メニューのチェックを欠かさず行っていて、厳選して実食レビューをお届けしています。その中でも最近気になったのが、なか卯の「漬けかつお丼」。
牛丼チェーンのメニューと比較すると、かなりの異質感がありますよね。実はなか卯はすき家と同じゼンショーグループ。親子丼が看板メニューであるものの、“海鮮どんぶり”がおいしいことでも知られているんです。ここ最近で言えば、夏に復活登場した「漬けまぐろ鉄火丼」はマグロをしっかり堪能できるサイコロ切りがなんとも印象的でした。
そこで今回は、まぐろに続く“漬け魚シリーズ”として「漬けかつおのたたき丼」を実食レポート。食べ進めていく中で、おいし過ぎる食べ方も大発見したのでご紹介したいと思います。
見た目は地味なのにおいしくて驚いた
まずはじめに並盛(690円)を試してみました。少々味付けされたごはんの上には刻みのりが散りばめられていて、テイクアウトの場合はかつおのたたきが別盛になっています。かつおのたたきは気仙沼産。スーパーなどで見かけるかつおのたたきと比べて、厚みなどに大きな有意性はありません。付いているのはおろし生姜とだし醤油。さてさてどんなお味なのでしょうか。
かつおから食べてみたところ、ポン酢などの酸味が効いたタレに慣れているせいか、特製タレのまろやかな味わいがじんわり口に染みこみ、期待以上のおいしさに驚いてしまいました。正直なところ食べる前は(ちょっと高いのでは?)と感じましたが、熟成感のある味わいに仕立ててくれていることがわかれば、その値段感にも大きな違和感はありません。
卵アリのほうが断然オススメ
次に、トッピングのとろたま乗せて味わってみましょう。テイクアウトでは卵黄と卵白を分けやすいように容器が工夫されています。
卵黄を合わせることでまろやかさやトロっとした食感が増し、秋冬に合う濃厚さが嬉しく感じました。個人的には卵アリのほうが断然オススメです。「とろたま かつおのたたき丼(並盛)」は770円。さて次に、かつお2倍量でごはん大盛の「豪快盛」(1180円)を食べた時、運命的な食べ方に出逢ってしまいました。