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管理職なのに部下がいない…共感を呼んだ漫画「100日後に退職する47歳」のウラ側

学び

 IT業界エンジニアが、40代後半・妻子あり・住宅ローンありで転職したら、一体どうなるのか――。IT企業でアプリケーションチームのサーバーエンジニアとして従事する傍ら、“IT業界内のあるある”をテーマにしたマンガを少しずつTwitterの個人アカウントで公開し始めたTOME(元アプリ開発者47歳)氏@tome_ura)。

TOME

TOME(元アプリ開発者47歳)氏「100日後に退職する47歳」

 そのリアルさがじわじわと評判になり、フォロワー数が増加。400人だったフォロワー数は6万人を突破し、そして11月8日に総合電子書籍ストア「ブックライブ」にて、Twitterマンガ『100日後に退職する47歳』の描き下ろし付き電子書籍版を独占先行配信するに至った。

 まさかの展開で漫画家デビューすることになったTOMEさんに、今の心境などについて聞いたインタビュー前編に引き続き、後編ではご家族の反応や、働く世代へのメッセージなども聞いた。

※本インタビューの最後には『100日後に退職する47歳』の一部を特別公開!⇒先にマンガを読む(次へ>をタップすると次の画像が見られます)

【インタビュー前篇】⇒「リアルすぎる」と反響の漫画「100日後に退職する47歳」はなぜ生まれたか

前半と後半で変わっていたテーマ

――「100日後に退職する47歳」のなかで一番自分の経験が活かされている部分はどこですか?

TOME(元アプリ開発者47歳):実は100日間のうち、前半と後半で作品のテーマが結構変わっているんです。最初のうちは「管理職なのに部下がいない」「会社が残業代をケチった」「5分遅刻しそうになったから午前半休にしたら、仮病なのに出社後に心配される」とか、職場やIT業界の“あるあるネタ”が多かったんです。

 ただ、後半は40代の転職にまつわる描写がメインになりました。やっぱり「100日後に転職する」と銘打ったので、そのあたりの今昔の変化を盛り込みました。

実はこれまで4回転職していた

TOME

TOME氏

TOME(元アプリ開発者47歳):私自身、これまで4回転職していて、1回目は自力でやったのですが、前回と前々回はエンジニア職に特化したエージェント会社の方にお願いしました。32歳のとき、初めてエージェントさんにお願いしたら、良い会社を紹介してもらえて、年収もかなりアップしたんです。

 それで今回も転職エージェントにお願いしたのですが、そしたら「オンラインテストの練習したほうがいい」と言われてオンラインテストの練習をするんです。

 昔はオンラインテストなんてなかったのですが、今はハイレベルな会社だとテストが要求されるそうで。Twitterのフォロワーのなかには私と同世代の人もいると思うので、そのあたりの時代の変化を楽しんでもらいたいです。

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