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よかれと思い美人宿泊客とLINE交換してしまった新人ホテルマンの悲劇

コラム

接客業において、お客様との連絡先交換を禁止している業種は少なくありません。それは、トラブルから従業員を守るという面でも重要なことです。今回は、社の規則を破って、お客様と連絡先を交換してしまった新人ホテルマンのエピソードを紹介します。彼はどのような結末を迎えるのでしょうか。

※画像はイメージです


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旅行好きが高じてホテルに就職

 観光系の専門学校を卒業した後、とある政令指定都市に建つ高級ホテルに就職した田丸源太(仮名・21歳)さん。

 彼は、学生時代はバックパッカーをやっていたほどの筋金入りの旅行好き。今も連休が取れると必ずといっていいほど旅をしているそうです。

「旅をすると、だいたい必ずどこかのホテルに泊まるじゃないですか。だから、ホテルにいるといつも旅行気分が味わえるので、ホテルマンは自分にとって天職なんです」

 そんな源太さんの最初の仕事はポーター。スーツケースをお客さんから預かって、客室まで運ぶ仕事でした。

美人の女性から半ば無理やり連絡先交換

「ある日、すごい美人のお客さんを部屋までアテンドすることになったんです」

 その女性は、まるで女優のような、特別なオーラを放っていたそうです。

 部屋へと向かうエレベーターの中で、彼女から近くの観光名所について質問されました。しかし、配属されて間もない源太さんは上手く質問に答えられません。

 返答にまごついていると、お客さんから「荷物を置いたらすぐに出発するから、調べてLINEに情報を送ってほしい」とお願いされました。

 もちろん、お客さんとの連絡先交換は会社から禁止されていることは知っていたので断ろうとしました。しかし、「ほら、スマホ出して」とその女性に手を差し出され、うっかりロック解除したスマホを渡してしまったそうです。

「とにかく押しが強く、それに美人だったので、とても逆らえるような雰囲気ではなかったんです」

 そうして、半ば無理やり友達申請をさせられました。

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