「宮崎には若い人が少ない」スーパークレイジー君が告白、“県知事選出馬”の舞台裏
来春は全国各地で統一地方選挙が実施されます。立候補予定者たちは、早くも駅前に立って支持を訴えたり、選挙期間中に使用する事務所・選挙カーの手配に追われたりしています。そうした統一地方選の準備が進む中、一足早く宮崎県知事選が12月8日に告示されます(投開票日は12月25日)。
現在、宮崎県知事選に立候補することを表明しているのは、現職の河野俊嗣県知事、前知事の東国原英夫さん、元参議院議員の横峯良郎さん(12月6日に立候補の取り止めを表明)、そしてスーパークレイジー君さん(本名:西本誠・@makoto__9999)の4人です。今回は4人の候補者の中で、異色と思われるスーパークレイジー君候補に話を聞きました。
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日大の通信で政治経済を学んでいた
――まず、宮崎県知事選に立候補を表明することになった経緯を教えてください
スーパークレイジー君:戸田市議の当選が正式に無効になった2022年、夏の参議院議員選挙に出馬することも考えて準備を始めていました。しかし、政治との関わりが強くなるにつれ、自分には圧倒的に政治の知識が足りないと感じました。そこで、まずは勉強しようと思い、地元の宮崎県に戻りました。日本大学の通信教育学部に入学して政治や経済、社会を学ぶことにしたのです。だから参議院議員選挙には出馬しませんでした。
若者の無関心を少しでも変えたい
スーパークレイジー君:そうした中で宮崎県知事選の期日が迫ってくるわけですが、地元である宮崎県に戻ってきていたので、周囲から「選挙には出ないのか?」と聞かれることも頻繁にありました。私が出馬することには関心があっても、若い世代は政治そのものに対して関心を示しません。例えば、前回の2018年の選挙は投票率が33.9%です。つまり、県民の3分の1しか投票をしていないんです。
特に、若い世代は政治に対する関心が低いままです。これでは知事選も若年層の投票率は低いと予想できます。そうした若者の無関心を少しでも変え、政治に目を向けてほしいという思いもあって今回の宮崎県知事選に出馬することを決意しました。