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“SNSのフェチ天使”くりえみ、アイドルから華麗な転身の秘訣は「味方を見つけること」

暮らし

DMでアンチから思わぬ返信が…

――努力の甲斐もあり、現在では「SNSのフェチ天使」として幅広く支持されていますよね。活動を振り返るなかで、自身のターニングポイントはありましたか?

くりえみ:2018年に初めて参加した「コミックマーケット(コミケ)」です。フリーランスとしてのグラビア活動はコスプレからスタートしたのですが、当時は、芸能界からサブカルチャー分野へ進出している方々が少ない印象もあり、私ほどの知名度でも話題になりやすかったんです。コミケでバズったのをきっかけにSNSでのフォロワー数が増えて、中国や台湾、韓国からも「写真集を出しませんか?」とお声がけいただけるようになりました。

――今や、インフルエンサーとしても認知されています。ただ、表立った活動が増えると、くりえみさんを快く思わない“アンチ”の方々も増えてきそうですが、自身への批判コメントに対しては何を思いますか?

くりえみ:プラスに捉えています。称賛してくださる方々以上に、“アンチ”の方々はよく見てくださっているし、好意を持ってくださっていると思うんです。過去には、コメンテーターとして出演した番組で時事問題への見解を発言したときに、ツイッターのDMで長文の批判が来たこともありましたが、発言の意図を誤解されたくないので長文できちんと返信したら、相手から「じつは、めっちゃ好きなんです」と返ってきたこともありました(笑)。

AGA治療のサブスクをスタート

くりえみ

経営者としての苦労は絶えないが、学びも多いという

――経営者としての一面もあり、2021年7月にはEC事業を手がけるS&E株式会社も設立しました。2022年9月にはAGA治療のサブスクリプションサービス「AIMERTÉ CLINIC for men AGA」もスタートしましたが、異なる活動の両立は順調ですか?

くりえみ:いえ、上手くいかないこともたくさんあります。新サービスリリース直前の慌ただしい時期ともなると、芸能活動と並行して会社に100%を費やせない自分に対する不満も溜まってきますし、一時期は「お前に付いて行きたくない!」なんて言われたこともあって……。

 今は、仕事の割り振りについてスタッフと1人ずつ話し合う時間を設けるなどお互いの思いを共有しています。密なコミュニケーションは大切ですし、私が芸能活動ばかりに時間をかけていたら「社長のくせに何だよ」と思うのは当然なので、しっかり付いてきてもらえるようにサポートしていきたいです。

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