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ツイッターが「自由奔放すぎる」と話題に。わかさ生活“中の人”を直撃

ビジネス

 かつてはテレビやラジオのCM、もしくは新聞や雑誌での広告が企業広報の軸だった。うってかわってSNSが発達した現代においては、多くの企業や店が自前のアカウントから情報を発信。日々工夫を凝らして世間から注目を集めるべく躍起になっている。

わかさ生活

わかさ生活 広報部のつぶやき。どういった意図があるのだろうか……

「ブルーベリーアイ」でおなじみのわかさ生活のアカウント@WAKASASEIKATSU)も“個性的な企業アカウント”の一翼を担う1社。ツイートの意図と、広告戦略について、同社の広報を担当する“中の人”に話を聞いた。

他社製品を勧めて良いのか?

 企業のSNSアカウントは、商品情報やキャンペーン情報などを、粛々と投稿するものも多い。対して「わかさ生活」のTwitterアカウントは賑やかだ。まず、“中の人”と思しき人物が、馬の被り物をしてたびたび登場する

 頭部は馬になっているのに、首から下はフォーマルな服装という違和感も満点。さらに、馬の鼻に棒を貫通させ「シーソーの真ん中の役割を自ら買って出ました」など、商品や企業情報に全く関係のない、ただの「ふざけツイート」も大量に投稿されている。加えて競合他社の商品をオススメするなど、自由奔放だ。最初にその理由について明かしてくれた。

「弊社はお客様に健康を提供することが使命の会社です。『ヤクルト1000』を実際に飲んでみて、自分自身がいいと思ったのでフォロワーの皆様にも『健康を提供する商品』としてお伝えしたいと思い、投稿しました。私自身、定期購入をしています」

雑談8割、情報2割のバランスで

わかさ生活

 全体的なバランスとしては、雑談8割、商品や会社の情報を2割のバランスを心がけて発信しているそうだが、こうした振り切った投稿は、いつごろから始まったものなのか。

「2020年7月ころからです。最初のころは、掃除用の粘着カーペットクリーナーに弊社のキャラクターであるブルブルくんをたくさんつけて『掃除してたらなんかくっついてきました』などと投稿しましたね」

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