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水道橋博士が語る、“地上波ゼロ”で配信の世界に挑戦の日々「博打を打ち続けた」

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 ビートたけしの弟子でお笑いコンビ「浅草キッド」でも知られる水道橋博士(59・@s_hakase)。2020年に地上波のレギュラー番組がゼロになって以降、活動の場をライブイベントやネット番組に移している。

水道橋博士

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 YouTubeにて配信されている「博士の異常な対談」、ニコニコチャンネル「水道橋博士のザテレテレビジョン」、イベントスペース阿佐ヶ谷ロフトAで有料配信番組「アサヤン(阿佐ヶ谷ヤング洋品店)」を主催し、雑誌の連載や書籍の出版など精力的に活動している。日々新しいコンテンツを作り出しているのは驚くばかりだが、そこで、営業や企画に悩むビジネスマンに向けて、何もないところから仕事を生み出す考え方、仕事術を聞いた(※取材は2022年3月上旬に実施)。

テレビの世界から配信番組の世界へ

――ライブイベントからネット番組まで幅広く活動されていますが、何がきっかけで配信の世界に踏み込んだのでしょうか?

水道橋博士:まずボクがデジタル関係に疎いので、得意な人を集めて、架空の「水道橋博士デジタル庁」を作ったんです。そこからアイデアをもらいつつ、デジタルにも進出していったら、2021年の3月に地上波のレギュラーがゼロになった。

 なので、阿佐ヶ谷ロフトAを会場にして「阿佐ヶ谷ヤング洋品店“アサヤン”」を旗揚げして、地上波のレギュラー番組のようにしてみせるというところから始まりましたね。スポンサーを募って、配信込みの生ライブでやって、YouTubeに総集編のアーカイブを残してという。ただ、当初は週1日ペースで開催してたのですが、体力的に、周囲の人たちが、このペースではもたなくなってきたので、今は月1回で続けています。

――出演者を決めたり、ブッキングはどのようにやっているのですか?

水道橋博士:ボクが随時、24時間体制ですね。例えば「アサヤン」に出たアーティストの大森靖子は「BOOKSTAND.TV」(金曜 深夜3:00~、BS12 トゥエルビ)で共演して、本番中に「嗚呼、面白い!」って意気投合して、「この日ライブやるけど空いてる?」って聞いて「空いてる」っていうから、マネージャーにすぐ声かけて押さえてもらった。

ギャラ交渉は基本はしていない

水道橋博士

――ギャラ交渉もしてるんですか?

水道橋博士:うーーーん。基本的にはギャラ交渉はしていませんね。音楽ライブしてくれる人は×万円、トークだけなら×万円で一律、お願いしている。でもこのギャラで出てくれた人は粋(いき)だとしか思えないよね。でもその代わり手ぶらで来て良いということになってるから。それでも「もう少し上げて欲しい」と交渉するマネージャーは、それはそれで仕事ができるひとだと思います。職務に忠実ですから。

――YouTubeでやっている「異常な対談」のゲストも博士がオファーしてるんですか?

水道橋博士:これはゲストリストがあって、そこから選んでいく感じだけれども、基本的にはボクに共演NGは言わないと決めているので、誰とでも共演します。

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