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苦手意識を克服できる「数学マンガ」4選。数学オリンピックの熱い世界も

コラム

江戸時代を舞台にした和算ミステリードラマ

和算に恋した少女
作者名 :中川真/風狸けん
出版社:小学館

漫画

『和算に恋した少女』(小学館)

 江戸時代に隆盛を極めた日本独自の数学「和算」。和算家の父に育てられた主人公・律(りつ)は、偶然知り合った南町奉行同心・転(うたた)とともに、その算数の能力をフルに発揮し、江戸で起こる難事件を次々に解決していきます。

 例えばある家族が抱える「干支病み」と呼ばれる謎の奇病。家の人間がそれを発症する日付が十二支を辿っているように見えることから「干支病み」と人々が呼ぶようになりましたが、律は暦の干支ではなく、数字上の仕掛けに気づき、その原因を突き止めます。

「算数の心が分かれば、それまで見えなかったものが見えてくる」と律は言います。彼女にとって算術とはただの計算ではなく、「物事の理(ことわり)を見通すこと」。先述の『はじめアルゴリズム』も、数学の本質は世界に対する「問い」であることをテーマにした作品であると紹介しましたが、『和算に恋した少女』もまた、「和算」を扱いながら、根底に同じ思いを持った作品です。

純粋で熱い数学オリンピックの世界!!

数学ゴールデン
作者名 :藏丸竜彦
出版社:白泉社

漫画

『数学ゴールデン』(白泉社)

「国際数学オリンピック」という大会があることをご存じでしょうか? スポーツの祭典と同じく世界レベルで開催される、高校生を対象とした数学の難問を解き競い合う大会です。日本からは国内大会の上位6人が、日本代表として数学オリンピックに参加することになります。『数学ゴールデン』は、その代表の座を目指して奮闘する高校生の青春物語です。

 第一志望の高校に落ちて、主席で福岡の県立高校に入学した主人公・小野田。入学式の新入生代表挨拶で、「高校生活で無駄な時間を過ごすつもりはない」「目標は、数学オリンピックの日本代表」と宣言します。

 それによって他の生徒たちから「意識高すぎる系」とドン引きされますが、これをきっかけに、同じく数学を愛する女の子・七瀬(ななせ)から声を掛けられます。数学の知識や能力では小野田に及ばないものの、七瀬の数学への強い情熱に、最初は鬱陶しがっていた小野田も徐々に彼女を認めるようになります。

「数学」という“競技”を題材に、ひたすら問題を解いて自分を高め、仲間との友情をはぐくんでいく登場人物たちの姿は、熱血スポ根マンガそのものです。スポーツマンガが好きな方にもおすすめのマンガです。

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 以上、おすすめの「数学マンガ」4作品を紹介させていただきました。デジタル社会を生きる上で数学の能力は確かに大事ですが、実は数学それ自体が奥深く、面白いものだと教えられます。数学が苦手な人も、得意な人も、大人になった今、マンガでその奥深い世界を改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。

<TEXT/総合電子書籍ストア「ブックライブ」 西村 葵>

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