創立40周年で「No.1」を狙う、ファミリーマートに新ブランドの狙いを聞いてみた
海外メニューを展開したことも背景に
「そして最後は“シュクメルリ”や“ガパオ”といった、海外メニューも商品化していたため『ブランド名がマッチしなくなってしまった』ことにあります。今回のリニューアルに際しても、もっと多くの方に愛されるためにどうすべきかを社内で十分に議論した上で実施しました」
当時、お母さん食堂のイメージキャラクターは香取慎吾さんが扮する「慎吾ママ」だった。男性が女性の役をすることに対して、今の時代合っていると思うのだが?
「今後も社会のあらゆる方々の意見を受け止めながら、次世代の変化に合わせてより良いブランド作りに努めてまいります」
そしてSNSではここにきて「お母さん食堂がなくなって寂しい」との声もあるようだが、これについては「『ファミマルKITCHEN』ブランドとして、さらにおいしい・うれしい・あんしんな商品を展開して参りますのでファミマルに期待していただければと思います」とのこと。
賞味期限を最大3日間延長に成功
また、ファミマルの商品数はとても多いのだが、やはり気になるのは食品ロス対策だ。
「ファミリーマートではファミマecoビジョン2050を制定し、日々環境負担の削減に取り組んでいます。ファミマルの食品ロス削減も、その一環として取り組みを推進していきます。具体的に一部惣菜では、容器内の空気を惣菜に適したガスに置き換え、密封(ガス置換包装)するこで、従来の消費期限の最大3日延長を実現しました。また、ファミマルの切り替えにあたっては、食品ロスの観点からもお母さん食堂などの流通在庫がなくなり次第、自然切り替えとなります」