四国新聞の“報道”に抱いた違和感。衆院選「香川1区」ウォッチしたダースレイダーが解説
祭りの気配を消していた石原さん
今回、東京8区がちょっとイビツな祭りになったのは、石原さんが祭りの気配を消すという選挙活動していたからです。自分の街宣告知をせず、組織票固めに集中しました。
これは前回の記事で述べたのでそちらも読んで頂きたいですが、僕は友人が近くのスーパーに石原さんが来た! と教えてくれたので文字通りダッシュで聞きに行ったほどでなかなか街宣すら聞けませんでした。
結果としては、石原伸晃さんは開票が始まる10月31日20時、つまりゼロ打ちの時点で落選が決まり、吉田晴美さんの野党共闘の勝利となりました。石原さんは比例復活もなりませんでした。
初代デジタル大臣の選挙区でも番狂わせが
もう一方の香川1区には、菅義偉内閣におけるデジタル庁の初代デジタル大臣の平井卓也さんが自民党の候補で、対して、立憲民主党の候補として、ドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』(大島新監督)で話題になった小川淳也さんが立候補していました。大島監督は新作『香川1区』撮影のために今回も現地入りしてます。最終的には、平井さんは小選挙区では負けましたが比例復活を果たしています。
香川1区には、お笑い芸人・プチ鹿島さんと訪れました。彼とは、毎週金曜日に僕のYouTubeチャンネルで公開中の「ヒルカラナンデス」という番組で共演しているのですが、選挙活動を見て、投開票を見届け、そしてその後にトークライブをやるという3日間の配信特番「香川1区ナンデス」を組んだのです。
今回の大きなテーマは、選挙という“政治”がどのように運営されているのかを体験することで、自分が参加する意義を見つけることでした。僕とプチ鹿島さんは以前から、国民は有権者というプラチナのチケットを持っているんだと主張していますし、そして、祭りに行くことこそが投票率を上げるために有用だと思っています。
祭りに来たというワクワク感でも「全然盛り上がってなかったなぁ〜」でも、いろんな感じ方があっていいので、まずは参加することでしょう。