西武鉄道の「電車テレワーク」は意外と快適。ナイター前の時間を有効活用できそう
コンセントに加え、プリンターも
「WORKING TRAIN」では、もともとコンセントがある車両が採用され、Wi-Fi環境が完備。これにより、外出先で仕事をする際に直面する不安やイライラを感じることなく、落ち着いて取り組めるはずだ。
ペーパーレスの時代とはいえ、プリントアウトが必要なケースも少なからず残っている。今回の企画では、先頭車両(改札側)のスペースにはプリンターもあるのでいざというときにも安心だ。
レジャー感覚のテレワークは良い気分転換に
「WORKING TRAIN」を実際に体験した谷中氏が、「レジャー感覚でテレワークができるのはワクワクするし、良い気分転換になりました」と語るように、試合前の有効な時間活用の指針を示したと言っても良いだろう。
「野球観戦に間に合うように働いたり、学んだりしたいというお客さまのニーズを満たすことができ、大変嬉しく思います。今後も多様な働き方をサポートする施策に取り組んでまいります」(WORKING TRAIN担当者)と、今後もワーキングスペースの拡充に力を入れていく予定だという。
長期化したコロナ禍は、働き方やレジャー、エンターテイメントのあり方など、さまざまな生活様式に変化を及ぼした。「WORKING TRAIN」をはじめとするアフターコロナに向けた動きが、新たな時代の幸せも育み、未来の指針となることを期待せずにはいられない。
<取材・文・撮影/白鳥純一>