コロナ自粛で出会いがなくアプリに登録

　山上雄太さん（仮名・22歳）は、彼女探しのために始めたマッチングアプリでマルチ商法に遭ったといいます。

話を伺った山上雄大さん（仮名・22歳）

「コロナウイルスの影響で大学もオンライン授業になり、出会いがなかったので、1か月だけアプリに課金することにしたんです。まさか、自分がマルチ商法のターゲットになるとは思いもしませんでした」

　ことの発端は、アプリ登録後すぐにマッチングしたKさんという女性とのやり取り。山上さんがアプリを始めて最初にマッチングした人でした。

待ち合わせにはイメージ通りの可愛い女性が

山上さんとKさんの実際のやり取り

「メッセージはKさんから送ってくれました。ずば抜けて美人というわけではないけど、可愛らしくて親しみのある優しい女性という印象で、純粋に会ってみたいと思いましたね」

　ほどなくしてLINEのやり取りをするようになった山上さんとKさん。音楽の趣味も合い、1日数十回のペースでメッセージを送り合っていたそう。

「マッチングから1週間後に、僕からKさんをデートに誘ったんです。早速、その週の土曜日に渋谷で会うことになり、内心ドキドキしてました（笑）」

　そして約束の土曜日。待ち合わせ場所に来たKさんは、イメージ通りの可愛らしい女性でした。