自己否定がなくなる1日5分の心の習慣。「自分なんて…」はもうオシマイ
仕事でミスをしてしまったり、自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、日々のちょっとした出来事がきっかけで、くよくよ落ち込んでしまうことはありませんか。「もっと冷静に解決策を考えなければいけない」と頭ではわかっていても、なかなか心が追いつかない時もありますよね。
そこで今回は、コーチングのプロとして企業の経営層やアスリートのコーチングを担当する筆者(三浦将)が、拙著『心の知能指数を高める習慣』から、自己否定がなくなる「感情のデータベース化」の習慣についてご紹介します。
自己理解が足りないと振り回される
「自分なんて……」と自己否定の感情に振り回されてしまう原因は、自分を正しく理解できていないことです。言い換えれば、自分自身を客観的に見ることができていないのです。
自己を理解するというのは、自分の価値観や、思考/行動の傾向、試練を迎えたときの向き合い方を認識したり、自分の認知のクセや思い込みに気づいたりするなど、かなり奥深いことです。このことにしっかりと触れていくと、本1冊だけでは到底足りなくなるような内容ですが、ここでは少しだけかいつまんでお伝えします。
自己理解を進めるうえで大事な点は、自分の感情を「見える化する」ということです。見える化を繰り返すことで、自分の気持ちを正確に理解し、自分と向き合うことができるようになってきます。
見える化で感情を客観的に
さまざまな本で「自分と向き合いなさい」というようなことが書かれていると、「向き合うとは言っても……」という感じで、「向き合う」という言葉自体に重い気持ちになる人も多いかと思います。ここでは、ただ見える化されたものを見ているだけで、自然と向き合うことができていくので、そこも気軽に考えていただいて大丈夫です。
そして、見える化されることで、自分の感情を客観的に見ることができるというもの大きな点です。
この客観視するというプロセスが非常に重要なのです。感情を客観視することで、次にそんな感情が出ている自分を受け容れることができるプロセスを踏んでいきます。