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ゴー☆ジャス「宇宙海賊は東急ハンズで閃いた」誰とも被らない芸人キャリア

暮らし

4キャラ目でようやく「宇宙海賊」に

――かなりの決断とも思うんですが、自信とかアテにしているものはあったんですか?

ゴー☆ジャス:いえ、もう全然で、茨の道からのスタートです。お笑いブームではあったんですが、事務所に所属する方法もわからないし、かといってそこから養成所に行くのもなんか違うなって思って、とりあえずライブに出ようと。でも、以前の事務所で優勝したときのような“シンプルスタイル”だと、インパクトを残せなくて。

 ヒントになったのは、もう解散した「ラヴドライブ」ってお笑いコンビ。ふたりともハーフで、見た目でやっぱり目立っているんですよね。僕はグラムロックが好きだったので、映画『ベルベットゴールドマイン』を参考にして、メイクをするようになりました。

――最初から「ゴー☆ジャス」ではなかったんですね。

ゴー☆ジャス:これが4キャラ目です(笑)。最初が「31世紀から来たロックスター」という設定で、それはそれでファンもいました。その後が「地底人のスーパーモデル」で、次が落語をテーマにしたドラマ『タイガー&ドラゴン』が流行っていたことから「落語の和風キャラ」。これはめちゃくちゃ滑っていたので半年経たないぐらいでやめました。

東急ハンズで地球儀を見て閃いた

ゴー☆ジャスさん

――では小道具も変遷があるわけですね。

ゴー☆ジャス:それこそ「31世紀から来たロックスター」ではギターをステージに置いたり、今みたいに肩に“宇宙インコ”もいなかったですね。毎回、キャラを変えるたびに20は使ってました。「ゴー☆ジャス」の小道具は、東急ハンズにいったときに、地球儀を見てひらめいたんです。もともとダジャレネタは得意だったので、国を見ながら「お前じゃねーよ リオデジャネイロ」なんて言葉がすぐ浮かんで「お、これはイケそうだぞ」と。

 最初にお笑いを始める上で、参考にしていたのが「フォークダンスDE成子坂」(1999年解散)で、あの人たちのような“言葉のセンス”で本当は笑いを取りたかったんですよね……。

 亡くなってしまったツッコミの村田渚さんとは、若手お笑いライブ大会でMCをつとめていたこともあり、会話できるチャンスがあって「本当に好きなんすよ!」って言ったんですけど、キツいメイクしてダジャレ言ってるから「絶対ウソやろ!」と、全然信じてもらえなかったです(笑)。

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