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「好きなこと」だけで働くのはNG。副業で成功する人の3つの共通点

コラム

連載【副業・フリーランスの始め方

 コロナ禍で収入が減った、あるいは在宅ワークで自由な時間が増えた。こういった理由で副業を始める人が増えています。WEBマーケティング塾を主宰している株式会社マーケティングフルサポートの代表・仙道達也が、コンサル・コーチ・講師業などの「自身の経験や経歴を活かしながらできる副業」についてお伝えしている本連載。

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※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は、計600名以上の副業や起業を志す人たちにコーチング、コンサルティングをしてきたなかで「副業でも年商300万、500万を得ることができた人たち」に共通している3つのポイントについてお伝えします。

ポイント1:「強み」にあった仕事を選ぶ

 どんな仕事を副業にするのか? その選び方が全てを決めると言っても過言ではありません。なぜかと言うと、本業で仕事をする他に「副業」をするわけですから、そもそも副業のモチベーションを保つことが大変であるということは容易に想像できると思います。自分が本当にやりたいことや自分の強みに沿った副業でないと、やはり途中で投げ出してしまいたくなりますよね。

 では、自分にぴったりの副業はどうやってみつけたらいいのか? 私のおすすめは「副業でする」という前提で、まずはたくさん情報収集をすることです。他の人がどんな副業をしているのか、調べてみてください。

 もちろんネットで「副業」「種類」などで検索しても良いですし、最近は書店でもいろいろな副業を紹介する本も売っていますね。まずは、副業の事例を大量に見てみることです。「こんな副業があったんだ」というものに出会えるかもしれません。副業の種類を知ることで、自分の「やりたいこと」が見つかるかもしれません

 気を付けなくてはならないのは「好きなこと」と「やりたいこと」は分けて考えたほうがいいということです。なぜなら「好きなこと」というのは「過去の自分」が好きだったことになりがちなので、つい狭い範囲で考えてしまう可能性があるからです。

「好きなこと」だけで起業するのはNG

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「好きなこと」だけで副業、起業しようとすると、考え方が「過去の自分」で固定されてしまう可能性があるので、広がりがなくなってしまいます。未来の自分からみた視点で、「やりたいこと」や「大切にしたいもの、価値観」を見て、副業を探したほうが可能性も広がります。

 さて、その探して見つけた副業が「自分に向いているか、向いていないか」は、どこで判断するのか? ということですが、これは単純に、やってみて本業以上にツラい、面倒であるなら、向いてないからやめたほうがいいということです

 私の場合、派遣社員で副業を始めた当初、せどり、アフィリエイト、テレアポなどに次々に手を出しましたが、いずれも当時の本業と比べたら、「やりたくない」「面倒臭い」と感じてしまい、長続きしませんでした。やりたくないことや面倒くさいことで副業しても生産性も上がらないですし、その分野に強みのある人と比べて人の役に立てないと悟ったのです。

 副業をする際に「無理やり頑張る」「気合いを入れる」のではなく、“自分が興味を持てる、興味を持てるから知識が増える、そして上達する”という好循環になるものを選んで副業を開始した人は、うまくいくケースが多いです。“本業よりも「追求心」が湧いてくることを副業にする”、そうすればライバルに勝てるということです。

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