人気急上昇の情報管理アプリ「Notion」が便利。仕事とプライベートのタスク管理にも
多機能すぎて持てあます可能性も?
ここまでに紹介してきたもの以外にも、Notionにはさまざまな機能が用意されている。しかし、この多機能さが人によっては逆にストレスになってしまう可能性もありそうだ。
アプリなどの細かい設定をいじって使い勝手を向上させていくのが好きなマメなタイプにとっては魅力的なツールだが、「情報は大ざっぱに管理できればいい」という人には、かえって面倒に感じるかもしれない。
他のノートアプリからNotionへ移行するための環境もまだ十分とはいえない。Evernoteについてはインポートツールが用意されているものの、OneNoteは直接移行することができず、一旦Word形式で書き出したものを取り込まなくてはならないため手間がかかる。
また、Apple純正の「メモ」アプリからの移行もツールは用意されていないので、地道にコピペする等の方法をとるしかなさそうだ。このあたりも、使い始めるにあたってのハードルになりそうだ。
とはいえ、できることの多さ、自由度の高さはとても面白いと感じた。いきなりすべての情報を移行するのが不安なら、まずはWebクリップだけ、日記だけなど、今使っているツールで管理している情報の一部をNotionに移してみるのもよいのではないだろうか。
<TEXT/酒井麻里子>