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カップラーメンの最新トレンド5つ。それでもカップヌードルが勝ち続ける訳

暮らし

④ 旅気分を満たす「ご当地ラーメン」

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縦型高菜ラーメン(マルタイ)/109円

 コロナで旅がしにくい今、ご当地系ラーメンのありがたさは身にしみますよね。九州の豚骨系、北海道の味噌や塩、尾道ラーメンなど、本当にたくさんのアイテムがスーパーやコンビニで売られています。

 ラーメンはやっぱり九州とんこつ! と思う人はもちろんいると思いますが、王道カップヌードルを“戻ってきたい故郷”と感じている人は多いことでしょう。

⑤ ユニークでそそられる「洋テイスト」

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MARUCHAN QTTA トマトクリーム味(東洋水産)/212円

 クリームやトマトなどの洋風テイストのラーメンって、ときどき無性にそそられることがあります。

 最近の新商品は、麺やスープへのこだわりもレベルアップしていますが、カップヌードル チリトマトヌードルの存在感に勝てるものはなかなか現れていないように思います。今後はそんな革命児の登場が楽しみです。

カップヌードルは“食アイコン”を超えた存在

 このようにさまざまな最新トレンドを抑えた商品が生まれるなか、それでもカップヌードルが不動の地位を築いているのはなぜなのか?

 それは、

・“お店の味とは違う”という妥協感を抱くことがない
・食ブームにあえて乗っからないことで“色あせ感”がない
・もはや多くの人々の“故郷の味”になっている

 などの理由もありつつ、単なる“食アイコン”を超えた存在に昇格しているからでしょう。これまで、さまざまなエンターテイメントやスポーツ、宇宙開発などとコラボしていることで“人類の進化”に寄り添う存在になっているといえるのです。今後もどんな展開で私たちを楽しませてくれるのか期待したいです。

<文・撮影/食文化研究家、長寿美容食研究家 スギアカツキ>

食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12

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