Omiai担当・蒲須坂：ようやくスタートラインに

◆ 蒲須坂正男（30歳）

人並みにマッチするようになった

　何度か改良を重ねるうち、幸いなことにも徐々にマッチするようになりました。今さらながらようやくスタートラインに立った感覚です。ここまで結構な時間が掛かりました。それにしてもマッチングアプリに対して、世の男性諸君は一体どれほどの可処分時間を費やしているのか気になるところです。

　ルックス、年収が平均を上回っているのであれば、まさに「濡れ手に泡」の感覚だと思います。しかし、私のような“フツメン”にとっては、自らを俯瞰で見ること、そしてマーケットに対して柔軟に対応できることが、オンラインで彼女を探す上で不可欠な要素なんでしょうね（自らがフツメンということすら過大評価なのかもしれませんが…）。

　さて、肝心のマッチした女性についてですが、選り好みするような立場でもないので、基本的には全員に対して返信をするように心がけています。

対象エリアを広げてみるのもアリか

　とはいえ、返信までの時間にはブレがあり、せっかくマッチしたにもかかわらず、あっという間にやりとりが途切れてしまいます……。

　やはり若くてルックスが良い相手は我々の思う以上に対応に追われているのでしょう。ある程度固定化されたフォーマットを用意して、即レスを心掛けねば、その他大勢から抜け出すに至らないと痛感しています。

　ふと思ったのが、今まで自信が住む東京を中心に考えていましたが、裾野を広げるために関東近郊に対象エリアを広げても良いかもしれません。緊急事態宣言下で直接会うのが難しいタイミングではありますが、逆に考えると、今のうちに愛を育んでおけば、実際にあったときの感動もひとしおでは？

　一人の夜には都合の良い妄想ばかりが膨らむのです……。