iPhone 12 Pro「ナイトモード」の実力は?カメラ性能は大幅に向上
全4機種が発表されたiPhone 12シリーズ。広角カメラのレンズがf/1.6と従来のモデルよりも明るくなり、暗所で撮影できる「ナイトモード」が超広角カメラでも利用できるようになるなどカメラ性能がアップした。
さらに、Pro/Pro MAXには、暗所でのフォーカス性能を高める「LiDARスキャナ」を搭載。これにより、夜間にナイトモードを使って背景をぼかしたポートレートを撮影することも可能になった。
ナイトモードで撮影の幅が広がった
iPhone 12 Proを使い、今回のモデルで新たに搭載された機能や強化された機能を中心にさまざまなシーンで撮影。その実力をチェックしてみた。
条件の悪い場所での写りをチェックするため、暗い場所を求めて郊外の田んぼや畑に囲まれた場所へ。遠くに商業施設の明かりが見えるものの、撮影場所付近は街灯などの光があまり入らず、足元をライトで照らさないと歩きづらいくらいの暗さだ。
まずは通常の広角カメラでナイトモードをオフにした状態で撮影。手前がかなり暗く写ってしまう。
ナイトモードを有効にすると、全体に明るくなり、先ほどの写真では黒く潰れていた手前部分の草や土のディテールもわかるようになった。
諦めるしかなかった夜間の超広角撮影が…
さらにはっきり違いが分かるのが、超広角カメラでの撮影だ。ナイトモードオフの状態だと、完全に真っ暗で何が映っているのかまったく分からない。
ナイトモードを有効にして撮影すると、全体にかなり明るく撮影できた。これまでは諦めるしかなかった夜間の超広角撮影が可能になったことで、撮影の幅が広がりそうだ。