「頼み方が雑!」周囲を振り回す“お局様”に、新入社員が与えた変化
長く務めることでその立場を確立したいわゆる「お局」さん的な存在が周囲の人々を困らせているという話を聞いたことはありませんか? 今回はそんなお局に振り回されながらも、ふとしたきっかけで環境が大きく変わった男性のエピソードをご紹介します。
ベテラン事務員に振り回されている
工業用資材を扱う販売代理店に勤務する熊川良明さん(仮名・28歳)。熊川さんの職場では数人の営業に対して一人の事務員がつき、営業グループとして活動しているようです。
「僕のグループは男性の営業マンが5人、女性の事務員1人の計6人で活動しています。営業マンは気さくで接しやすいのですが、事務員のAさんに振り回されることが多々ありまして……。正直言って皆かなり困っていました」
営業マン同士のコミュニケーションが取れているなら日々の仕事は円滑に進みそうですが、具体的にはどのようなことに困っていたのでしょうか。
気分屋なので機嫌を損ねないように…
「Aさんは30代後半の女性で10年以上勤めているベテラン。異動で入れ替わる営業マンよりもこの営業所のことを熟知していたので、何をするにもAさんに気を遣ってお願いするようなかたちになるんです。
事務処理をAさんに頼むのは当然だと思います。しかし、Aさんは気性が激しく、『頼み方が雑』と文句を言ったり、機嫌が悪い時など話しかけても返事すらしません。毎回腸が煮えくり返っていますが、揉めるとさらにややこしくなるので、下からお願いするしかないんです」
事務員への依頼にももちろん配慮は必要ですが、過剰に気を遣わなければいけない環境では疲れてしまうかもしれません。