筋肉痛が起きる意外なメカニズム。予防するコツ2つ
トレーニング直後のアイシングが鉄則
原因が完璧に解明されていない筋肉痛ですが、対処方法に関してはある程度わかっている部分が多いです。
トレーニングによって筋肉の微小な断裂が起きて、炎症が発生しているとすれば、まずはアイシングを行うことが鉄則です。アスリートの試合後のインタビューで大きなアイスバックを体につけてアイシングしているシーンがありますが、理屈はまさに同じです。
アスリートではない、みなさんもそれぞれの体力レベルに合わせて適切な運動負荷をかけているとすれば、アイシングすることが重要ですし、それが筋肉痛の症状を軽減させるヒントになります。
湯船に浸かってリフレッシュ
筋肉の再生を早めるためには血行を良くすることも重要です。そこでおすすめなのがぬるま湯に浸かること。
トレーニングで使った筋肉は放置すると疲労物質が体内を巡って固まってしまう傾向があります。そこで38~40℃程度のいわゆる「ぬるま湯」に入ることで浴槽内の水圧や温度変化が血管位刺激を伝えてます。
また、水温が体温に近い高さに合わせると神経をリラックスさせる効果もあるため、疲労の回復を促します。最近の生活様式では湯船に水を溜めてゆっくりお風呂に浸かる習慣があまりない人も多いでしょうが、トレーニングをした日だけでもトライしてみる価値はあるでしょう。
鍛えることは体にとって大切ですが日々の生活に悪い影響を与えてしまうのは悪循環です。トレーニング後のケアにも心がけてみましょう。
<TEXT/柔道整復師・パーソナルトレーナー ヒラガコージ>
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