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30代・元大手商社で年収1800万円「年収とやりがい、どちらを選ぶべきか」

学び

ビジネス英語のスキルが活きている

――ほかに意識すべきマインドなどはありますか?

イシコ:僕がよく言っているのは、一点突破です。何か1つでも秀でていたら、そこで目立てるので。一点さえ突破すれば、いろいろな展開も考えられるので、まずは1つのことに突き抜けて強みを持つことは大事にしていますね。

――ご自身の強みは何だと理解していますか?

イシコ:ある程度、名前が通っている総合商社にいたこともありますが、営業は普通にやっていたというレベルだと思います。その中でも、英語を活かせる部署に配属されていたことで、交渉や契約、トラブルシューティングの場などでも英語を使っていたので。

 今の会社でも海外との接点が多くて、ビジネスとしての英語を求められる即戦力のポジションなので。その部分がかなり活きてると思います。

大事なのは、突破口を見つけること

選択肢

――なかなか一点突破できるほどの強みがないと嘆く人も多そうですが、そういった場合にはどうすればいいのかアドバイスをお願いします。

イシコ:ビジネス以外の遊びでもいいと思っていて。安くて旨いレストランの場所に詳しいとか、合コンの仕切りと盛り上げなら任せろとかでもいい。僕の知り合いで、ウェブ会議のツールに詳しい人がいて、効率よく使いこなせるように設定できたりするわけですよね。

 20代から30代ぐらいだったら感覚的に使いこなせることでも、上司にあたる40代以上になると新しいツールに弱い人も多いので、すごく重宝されてるんですよ。まずは、そういう突破口を見つけることが大事なので、何気ないスキルが思わぬ武器になる可能性があります。

<取材・文/吉岡俊>

総合商社勤務・新入社員時代に海外駐在後、外資系を経てベンチャー商社へ転職。 21世紀を生き抜くサラリーマン像を追い求め、仕事・家庭・キャリアなどをツイッター(@newsalaryman_21)でつぶやいている。人生の幅を広げるためのブログ「プランBのすゝめ」運営

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