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2度のリストラを経て起業、東大卒の女性代表に聞く「料理人のサブスク」という内食の形

ビジネス

一人暮らしのビジネスマンにも需要あり

シェアダイン

「炭水化物中心の食事から、バランスの取れた食事に切り替えることで、仕事へのパフォーマンスにも良い影響を与えると思います。栄養士やシェフなどの専門家は食のテーマに合わせてマッチングするので、気に入ったシェフが見つかれば指名することも可能です。

 また、買い出しが面倒であれば、食材の準備までお願いすると良いでしょう。一人暮らしの目安としては、1回3時間の料理で1週間~10日分の作り置きメニューができると思います」

 一人暮らしの独身男性やビジネスマンが利用するシーンとしては、筋トレによる体づくりをするための高タンパク低カロリーメニューや、栄養の偏りを防ぐためにバランスの取れた食事を希望する場合が多いという。

「シェアダインでは、多様化する食のこだわりやニーズに合わせて、カスタマイズできる家庭料理を味わえる。単身の男性から育児を行う家庭、さらには塩分制限や糖尿病など制限食を必要とするシニア層まで幅広く対応できるため、新しい内食の形を作っていければと考えています」

 今後のサービス拡大の展望として「ヘルスケアに力を入れていきたい」と抱負を語る。

「ヘルスケアに力を入れていきたい」と抱負

「これまでは口コミ戦略でやってきましたが、今後サービスを成長させていく上で、2つ鍵になると考えています。1つは、シェアダインが提案する新しい内食文化を広めるために、本当に使ってほしい人に向けた広告を打っていきたい。

 その手段として、事業会社と連携していく方向で進めています。事例として、小田急電鉄の地域密着型サービスプラットフォーム『ONE』と提携し、小田急線ユーザーに訴求できる仕組みを作っています。

 もうひとつは、生活習慣病予防のヘルスケア分野にも注力していきたい。例えば、糖尿病患者の食事は糖尿病食のお弁当に限られてしまう。でも、シェアダインの管理栄養士監修のもとで、新しい食の提供ができないか考えています。高齢化社会の到来により、潜在的な需要として考えられるため、食の専門家が活躍できる裾野をもっと広げていきたい」

 新型コロナウイルスの流行により、飲食店で働くシェフも、シェアダインに登録する人が増えているという。外出自粛で食事がマンネリ化してしまっている場合は、試してみるのもいいのではないだろうか。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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