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オンライン会議でも通用する「伝え方」。プレゼンの達人が語る極意

学び

あなたは吉野家が好きな理由を言えるか?

 続いて、Interest。興味を持ってもらう方法です。

「主張と根拠はセットで話しましょう。先程の保温ポットの例で言えば、持ちやすくていいよな、と思ってもらうことですね。必ず最初に結論を言ってすぐに根拠を言うこと。根拠がない結論は納得できません」

伊藤羊一さん

伊藤さんの講義にはよくたとえ話が出てきます

 伊藤さんは牛丼の吉野家を例に話してくれました。

「『俺は吉野家が好きなんだよ!』ってことを伝えたいとするよね? そしたら、すぐに理由を言うこと。理由は3つ。簡潔に。まず、早くて、次に安くて、そしてうまい! これで伝わるでしょ?」

 短く、簡潔に、結論と理由はセットで。ここで教室の視聴者は6000人を突破してきました。高い関心を持たれているのがわかります。

イメージをもたせる、とは?

 次は、Disire(情熱)です。

「伝えるときには、相手にイメージを持ってもらうことが大事! 想像してもらうわけだよね。イメージしてもらう一番簡単な方法は動画。僕も仕事でよく迷ったら動画を使おう!と言ってます。でも、イメージを描いてもらう方法は動画だけじゃない。たとえ話をうまく使いましょう」
 
 伊藤さんは、先程の吉野家の例を出してくれました。

「さっき吉野家が好きな3つ理由を言ったよね? それぞれをもっと具体例で話すんです。『早い』というのは、頼んでから来るまで10秒だよ! それってマクドナルドより早くない? と説明する。『安い』のは、具体的に『380円だよ!』と言えば伝わります。『うまい』のは『あの友達の田中もうまいって言ってたよ!』と言えば想像できます」

 イメージとは、「たとえること」なのです。

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