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新型コロナでも営業継続のライザップ。黒字転換なるか?

ビジネス

プラットフォームセグメントの概況

ライザップ

図:ライザップの主要グループ企業構成(2020年3月期 第3四半期決算説明資料p.58 より引用)

 これを踏まえて、2019年会計年度のセグメント別利益内訳を確認します。

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美容・ヘルスケア:11億3,600万円
ライフスタイル:▲3億4,800万円
プラットフォーム:▲55億3,800万円
調整額(セグメント間取引消去又は各報告セグメントに配分していない全社費用によるもの):▲46億3,800万円
小計:▲93億8,800万円
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 つまり、もっとも損失が大きかったのは「プラットフォーム」セグメントに属する事業でした。

 次に2019年3月期決算短信のうち、「1.経営成績・財政状態に関する分析」項目内の「(1)経営成績に関する分析」のうち、(プラットフォーム)の項目を読みます。この項目で取り上げられている企業は下記2つでした。

・ワンダーコーポレーション…ゲーム・音楽・書籍などの販売・リユース業を営む
・ぱど…フリーペーパー・地域情報提供サービスを営む

 ぱどは2019年3月期においては営業黒字を達成しました(しかし、2019年12月に畑野幸治氏へ売却され、12月10日付でぱどはライザップの連結子会社から外れています)。

ワンダーコーポレーションが赤字の要因

 その一方で、ワンダーコーポレーションについては「営業利益段階においては黒字を確保いたしましたが、商品評価損等の構造改革関連費用を計上したことで、経常利益等については大きく赤字を計上しております」とある通り、大きな赤字の主因となっています。

 しかし、ライザップの決算短信記載のみでは、原因が具体的に理解しにくいので、今回は例外的にワンダーコーポレーションの同じ期の決算短信の記載も併せて確認しました。

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 また、今後の事業構造改革の早期化による一層の収益改善を図るべく、当社の収益構造改革を早期に進めることが当社の経営再建に不可欠である一方で、エンタメ市場全体における市場縮小が数年来継続しており、過年度から積み上がったリスク資産を一括で処理しない限り経営再生は非常に困難であると判断し商品評価等を見直し、さらに、不採算事業・店舗からの撤退に関連する費用を含め「事業構造改善費用」を特別損失として4,855百万円計上したことから親会社株主に帰属する当期純損失は5,159百万円となりました。
(ワンダーコーポレーション 2019年3月期決算短信 p.1より引用)
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