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高橋メアリージュン、エリート官僚役に「とにかくセリフが難しかった」

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 モデルとして女優として人気の高橋メアリージュンさん(32)。サバサバしたカッコイイ女性のイメージの強い高橋さんが、WOWOW『連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~』で初のエリート官僚役に挑んでいます。

オペレーションZ

「連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~」 (C) 2020 WOWOW INC.

「ハゲタカ」シリーズで知られる真山仁氏が、国家財政の危機をリアルに描いた衝撃作のドラマ化です。国家破綻の危機に直面した日本の内閣総理大臣役で草刈正雄さんが主演を務め、財務官僚を演じる高橋さんは、英語でのお芝居も披露しています。

「自分自身の学びのステップ」になったという本作についてだけでなく、2つの大病に見舞われた20代の頃のこと、支えになった母からの教えや、女優としてやっていこうと思えた先輩俳優からの言葉などを聞きました。

日本がこんなにヤバイと知らなかった

――原作や脚本を読んでみていかがでしたか?

高橋メアリージュン(以下、高橋):最初は、政治とか経済のドラマを私ができるのかなと不安が大きかったです。でもこの作品に関わることで、今までちゃんと学んでこなかったことを知れると思いました。自分自身の学びのステップを踏めるきっかけになるな、成長したいなと思って、やろうと決めました。

――フィクションではありますが、ほぼほぼ現実に当てはまる内容ですよね。この作品で、日本の財政への危機感は余計に高まりましたか?

高橋:余計にというより、そんなにヤバイということを全然知らなくて。その知らなかったことが怖かったです。

――演じた中小路流美(なかこうじるみ)をどう演じようと?

高橋:最初の設定では、結構迷いのある女性だったんです。エリート集団のなかで、唯一一般の人たちの意見を言う役割でした。でも色々な審議の結果、内心迷いはあるけれど、その迷いは見せずに総理の命令を遂行していく、やるしかないとなったら進んでいく女性になりました。

 一切迷わない人だと理解しづらかったと思いますが、目的がしっかりあって、内心迷いながらも進んでいく人で、共感できました。

とにかくセリフが難しかった

高橋

高橋メアリージュンさん

――初のキャリア役ですね。

高橋:とにかくセリフが難しかったです。今まで使ったことのない言葉ばかりが出てくるので。ただ言っているだけだと分かっていないことがバレてしまうので、自分のなかに落とし込むためのお勉強の時間をすごく取りました。

 言葉として使い慣れるように、経済や政治に詳しいお友達に分からないことを聞いたり、話をするようにして、実際に口に出すようにしました。“社会保障費”とか、さらっと出るように(笑)。

――これまでの作品にも知らない単語は出てきたかと思います。たとえば全く違う世界として、『闇金ウシジマくん』シリーズとか。そうした過去の作品と比べても、普段使っていない言葉が特に多かったですか?

高橋:断トツです。脚本を読もうとしてもすぐに引っかかって、「あ、引っかかった、調べよう。これは何だろう、調べよう」と。大変でした(苦笑)。

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