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新型肺炎で「上海駐在員が自宅待機」引きこもり生活で得たものは?

学び

スポーツジムにも行けなくなってしまう

 体重を測ったところ、春節前に比べて5キロ近くも増えていたとか。ズボンのベルトもいつもの位置ではお腹に食い込んでしまうそうで、留める穴を1~2つ緩くしているといいます。

「上海赴任後はスポーツジムに週に何度か通っていたんですが、現地でも早い時期に感染のリスクが高い場所だと報道され、行くのを控えている状態でした。運動らしい運動はジムでしかやっていなかったため、そりゃあ太りますよね。

 それまでも年末年始に実家に帰省するたびに正月太りを繰り返していたので。けど、今回はこもっていた期間が長く、今まで以上に肥えてしまい、正直かなりヤバイなって。スーツのズボンもパツパツなので元のウエイトに早く戻さなきゃと焦っています」

 ちなみに仕事は2月14日から再開となったそうですが、黒田さんの担当は現地の取引先やパートナー企業との折衝。しかし、相手企業もコロナウイルスの影響で休業してしまったため、一時中断となった事業が続出。

心配した家族からも呆れられてしまう

喪服 電話

 おかげで仕事量は少なく、以前は週1~2回はあった中国国内の出張も現在は自粛中。残業もほとんどないので帰宅が早く、結局家で飲み食いしてしまい体重が減らないそうです。

「日本にいる両親や姉からは『そっちは大丈夫なの?』と電話やメールが来ましたけど、太ったことを話すと『心配して損した』って呆れられてしまいました(笑)。コロナウイルスを軽視しているつもりはないですが、太ったことも僕にとっては一大事なんですけどね」

 日本でも感染者との接触が確認されていなくても不要不急の外出をなるべく控え、不特定多数の人が集まる場所に行くことを避けるように言われています。

 そのため、休日なども自宅で過ごす人が多いと思いますが、身体を動かすことがいつもよりも少なくなるので食べ過ぎには禁物。そこもしっかりと気をつけたいところですね。

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<TEXT/トシタカマサ>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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