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アマゾンお取り寄せ「3980円の冷凍カニ」コスパをプロがジャッジ

暮らし

カニ鍋を作ってみたら、大きな発見が

カニ鍋

足(写真左)と胴体(写真右)

 袋からカニを取り出すと、足(写真左)と胴体(写真右)がたっぷり入っていました。特に気になったのが、胴体が特にボリューミーであること。実際加熱をした時に、どんな食感になるのか、カニ身がどれほど堪能できるのか、冷凍状態のビジュアルでは全くわかりません。

カニ鍋

ビジュアルはとっても美味しそう

 カニ肉に火が通ったところで、まずは食べやすそうな「足」の部分を食べてみたところ…、うん、まあまあイケるという感じ。本格的なズワイガニ・タラバガニに比べると、味や食感、香りは数段に劣ります。しかし、決して悪くはないレベル。

 つまりカニの世界観は維持されているので、価格重視で、とにかくカニをたっぷり食べたい人には大満足できるレベルなのです。場合によってはカニが持つ生臭さが気になる人もいるかもしれないので、あっさりスープより濃厚系で合わせるのがコツかもしれません。こんぶ出汁のあっさり味より、味噌味・キムチ味のほうが難なく堪能できるでしょう。

具材を足せば4人でも満足できるボリュームに

カニ鍋

足よりも胴体の美味しさに感動

 そして感動したのが、「胴体」の予想以上のおいしさだったのです。加工段階で硬い部分がほとんど取り除かれていて、ふっくら詰まったカニ身をほぼダイレクトに味わえるのです。

カニ鍋

殻もむいてあって食べやすい胴体

 この満ち満ちた胴体のおかげでカニ全体のボリュームは、2人だとお腹いっぱいになるレベル。他の具材を足せば、4人でもしっかり満足できることでしょう。

 結論。アマゾンの激安カニは、自信を持ってアリと言えます! 鍋の他、冷凍のまま小分けして雑炊やスープにも大活躍することでしょう。新たなアタリを見つけて、ますますアマゾン食探検が楽しくなってきました!

<TEXT/スギアカツキ>

食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12

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