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名作ずらり「復刻ミニゲーム機」6選。ファミコン、プレステ…

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「ファミコンミニ」はこれが面白い!

 絶対に面白いのが『星のカービィ 夢の泉の物語』。ファミコンソフトとしてかなり後期の作品にあたるため、「ファミコン世代」のゲーマーにも未プレイ者が多いのではないかと思われるが、8bit機のアクションゲームとして、これ以上はないというくらいに完成している。かわいいキャラクター、見通しの良い画面、多彩なアクション、程よい難易度、すべてにおいてアクションゲームのお手本となる出来だ。

 超ハードな『ロックマン2』が遊べるのも良い。徹夜で取り組むことになると思うので目薬は必須。RPGは少ないが、骨太の『ファイナルファンタジーⅢ』が入っていて遊びごたえがある。リメイクが遅れた作品なので、実は遊んだことがないというレトロゲーマーも多いのでは。

 これは本当に、余談の上にも余談のようなものなのだが、任天堂の公式サイトからダウンロードできる説明書にも注目してほしい。『パックマン』や『ロックマン2』の説明書は、2種類のインクだけでゲームのキャラを鮮やかに表現していて、当時のデザイナーの創意工夫が窺える(これを「特色掛け合わせ」という)。

 最近の印刷物ではこういう工夫を見ることが減ったが、このような脇役アイテムも、レトロゲームの味わいの一部なのだ。

2)通好みソフトも多い「ファミコンミニ ジャンプ」

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン/7980円(税別)

 2018年に創刊50周年を迎えた『週刊少年ジャンプ』とのコラボで誕生した、別バージョンの「ファミコンミニ」。ファミコン時代は『ジャンプ』黄金期とも重なり、多くの「キャラゲー」がリリースされていたが、そういった作品を計20タイトル収録している。

 もっとも、「ファミコンミニ」のように「すべてが名作」というわけではなく、クソゲー・バカゲーの類もラインナップされている。ダメなゲームもゲーム史の彩りのうちだ、と受け入れられるゲーマーが手に取るべきだ。

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