不動産業界でも草食化が進行中?「#全宅ツイ」に聞く、恋愛必勝テクニック
「先手必勝で考える時間を与えない」
カウパー都市開発さんのような己のスペックを駆使した美人狙い戦略と対象的に、冷静に自分のスペックを見極め、先手必勝を旨とするのが新宿太郎さんの合コンスタイルです。
「合コンでは早めに勝負をかけることです。あなたが高年収マンだったり、女性の友人に自慢できるクラスのイケメンでしたら話は別ですが、そうでなければ冷静に評価をさせるのは悪手です。盛り上げて盛り上げて臨場感で決めましょう。繰り返しますが相手に考える時間を与えるのは悪手ですよ」
即断即決が恋愛で成果をあげるコツとしています。
「高嶺の花だからこそ、じつは狙い目?」
自身の経験則から、匿名会員Yさんは意外と美人の“空き物件”率が高いといいます。
「合コンは一期一会。不動産でいえば初めて見る物件です。自身のクライテリア(投資基準)もさることながら、成約確率の高い案件を瞬時に判断することですね。一見、難易度が高そうな相手でも誘ってみたらあっさりゲットできることも多いです」
成約確率の高い案件を見分ける方法について、Yさんはこのように明かします。
「私が最も重視しているのはお酒を積極的に飲むかどうかですね。ノリの良い子はやはり成約に繋がりやすいと思います。あとは相手に対して怖気付かないマインドを持つこと。これが全てだと思います」
「マインドセットが大事」
マインドの重要性は札束くんさんも指摘します。
「口説きたい女性がいたら真顔で『俺が世界で一番イケてる!』って自信を持って好意を伝えましょう! 毎回言ってると、相手も勘違いして『この人いいかも……』と思ってくれることが多少あります。あと、ツイッターで『奢り・奢られ論争』みたいなのが散見されますが、女性とご飯に行ったら全奢りが基本です。だって、それまでカッコつけて口説いてたのに、お会計で割り勘とか言い出したらカッコつかないでしょ(笑)」
「長期に付き合えるパートナーを見つけよ」
肉食系が多そうな業界にあって、新宿シュガーレスさんは愛を育む重要性を指摘します。
「SNSでLINEのスクショが晒されるご時世ですから、複数のオポチュニティをチェリーピックするのは現実的じゃありません。であれば、運良く付き合えた相手ときちんと向き合い、己の不足前(たらずまえ)を打ち明け、相手のマイナスを許して受け入れるしかありません。つまり、長期保有を前提としたパートナーマネジメント力の向上ですね。簡単に言えば、恋人とは長くじっくり付き合ってみるってことです」
二股や浮気で別れたらすぐに拡散されるので、誠実に付き合うのが合理的だとしています。
それぞれが戦略を持って恋愛活動に臨む様子がうかがえた本稿。彼らのような行動力、失恋を恐れない不屈の精神を53%側の男性が持てれば、日本の少子化問題がちょっぴり改善するのかもしれません。
<取材・文/栗林篤>
【新宿シュガーレス】
@Sugarless_kid。30代・新婚。100回目の合コンで嫁と出会いました。
【新宿太郎】
@from_naname。20代(ギリ)。都内の小さな不動産業者で、工事の仕切りと小さな再販物件の仕入れをしてます。未婚ですが合鍵を渡している女性がいます。知人の紹介で知り合いました。
【カウパー都市開発】
@pakopakoazarash。30代既婚。大事なところの安全弁が壊れてたので、でき婚しました。
【札束くん】
@pakopakoazarash。30代未婚です。サラリーマンを数年した後、実家の家業(不動産業)の経営に携わっています。
【匿名会員Y】
30代既婚。結婚歴6年で出会いは合コンです