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休日出勤を強要する上司。窮地を救った意外な人物とは!?

学び

総務部の友人が上司に規則違反を指摘

電話

「お互い別の大学でしたが、共通の友人がいて当時からたまに遊んでいたんです。以前、私が主任のことでグチを吐いたのを覚えていたらしく、ハンズフリーにしたのも彼の指示でした」

 この会社ではハラスメント問題の対応を行うのは総務部。友人は主任に、当日の休日出勤要請は禁止していること、さらに相手の都合を考えずに一方的に命令するのは重大な規則違反であるとバッサリ。スタッフが足りない場合は、近隣の店舗から応援を呼べるようなシステムになっていることを指摘し、「この件は総務部長に報告します」と言って電話を切ってしまったそうです。

「その後、友人は総務部長に電話入れて事情を説明。翌日、主任は本社に呼び出され、かなりキツく絞られたようです。私はこの日から1か月も経たないうちに別の店舗に異動になりましたが、最後まで主任は明らかに私のことを避けている様子でした」

 関口さんは友人によって救われたと今でも感謝しています。ただし、友人はここまでひどいとは思っていなかったらしく、もっと早く気づいてあげられなかったことを逆に謝られたそうです。

「主任は副店長昇格の内示が出ていたらしいですが見送りになり、次の赴任先でも部下へのパワハラが発覚して降格。それを受け入れられず、会社を辞めてしまったと聞きました。私は現在、主任としてホールスタッフを束ねる立場にありますが、部下への接し方はすごく気を使っています。威圧的な態度で命令したりとか逆立ちしたって絶対にできませんよ(笑)」

 パワハラ上司のもとで辛い経験をしてきましたが、今となってはいい反面教師になってくれたようですね。

特集・イラッとしたビジネスメール/電話

<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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